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カチェリーナはこれから来たる不安な夜に震えていた。ただでさえコミュニケーションが苦手なのに、ナスターシャという最悪のゴミと一緒に暮らさなければならない。一晩くらいならまだいいが、これが一週間続く可能性もあるのだ。カチェリーナはソファーに寝転がっていたが、このような状況ではゴロゴロして愉しむことは出来なかった。やがて深夜と呼べる時間帯になってきたが、ナスターシャも寝ている様子がない。ベッドでシーツにくるまりながら、パソコンかスマホか何かを操作しているようだ。ナスターシャが何を考えているのかはうかがい知れない。そもそも目を合わせても意味不明な宇宙人なのだから、顔も見えない状態ではなおさらであった。
カチェリーナは偏頭痛がどうにも我慢ならないので上体を起こした。居城のお姫様のようなベッドなら寝ていることで頭痛が和らぐが、このソファーでは苦痛が増すばかりだった。こうやってナスターシャの方を見ていると、社交性がないのは本当に問題だと思った。現在のカチェリーナはあきれるような気分でナスターシャの方を見ているが、普段のカチェリーナだって、同じような視線で他人から見られているかもしれないのだ。カチェリーナが起きているのに気づいたのか、ナスターシャがむくりと立ちあがった。そしてカチェリーナの方に歩み寄り無表情な顔を向けた。
「下層民のゴミ。マフィアの娘のくせして」
カチェリーナはイラッときたが我慢した。城の使用人なら殴るが、さすがにここでナスターシャを殴れまい。一応相手は名門貴族なのだ。
「ラスベガスでおまえの家族が殺されたのも、きっとおまえの指示に違いないわ」
これはゴシップとしてよく指摘されていたが、決してカチェリーナの指図ではない。
「確かに家族が殺された時、わたしは大喜びしたが、わたしが命じたわけではない」
「おまえ友達いないわよね」
大きなお世話だと思ったが黙っていた。ムキになると恥ずかしい気がしたからだ。
「平民は早く帰りなさいよ」
「おまえは普段からここに住んでるのか」
「さっき呼ばれたらおまえがいたの。邪魔よ」
カチェリーナは特に反論しなかった。ナスターシャはグルーシェンカの親戚ということだし、この家にいる権利はある。もしかするとナスターシャはグルーシェンカと遊ぶのを愉しみにしていたのかもしれない。そこにカチェリーナが割り込んできたので、排除しようとしてるのかもしれなかった。カチェリーナがそんな想像を張り巡らせていると、ナスターシャは自分のベッドに戻っていった。カチェリーナはほっとした。
だが、眠れないベッドに寝転がっていると、だんだんむかむかしてきた。ナスターシャはカチェリーナと同年代だと思われるが、なぜあのようなゴミからいろいろ言われなくてはならないのだろうか。こうやって腹が立つと偏頭痛が増してくる。痛みが脳の各所に着弾し、その活動電位の高まりが燎原の火のごとく全体に広がっていくのだ。カチェリーナは身動きせずに拷問のような時間に耐え、朝が来るのを待った。

ようやく朝になった。カチェリーナはほとんど眠ることが出来なかった。偏頭痛の問題があるので、ある程度快適な環境でないと眠れないのだ。これから一週間もナスターシャと過ごすのかと思うとぞっとするしかなかった。カチェリーナはよろよろと立ちあがるとドアを開け廊下に出た。とりあえず水が飲みたくてうろうろしていた。だが、他人の邸宅で家捜しするわけにもいかないので、所在なげにしているしかなかった。そのうちグルーシェンカの部屋の扉が開いた。
「カチェリーナ様、どうなさいました」
「水が飲みたいと思って」
「それならわたしを起こしてくださればよかったものを」
グルーシェンカはカチェリーナを部屋に入れた。グルーシェンカの冷蔵庫から水を貰って、カチェリーナはベッドに座ると喉を潤した。ようやく一息吐いたという具合である。
「よろしければ、特別なジュース、もしくは、コーヒー、紅茶その他をメイドに頼みます。他では手に入らない逸品がございます」
「いや、いいよ」
「ところでナスターシャとの一晩はどうだったでしょう。社交性のない人間がいかにゴミであるかを痛感してもらいたくて同室にしたのです。カチェリーナ様も勉強になると思いまして」
「確かに痛感した」
カチェリーナは事の顛末を話した。
「あいつを殴らなかったんですか」
「人の家で暴れるのもなんだし」
「なるほど。ではナスターシャの部屋の方に行きましょう」
グルーシェンカが笑顔を見せた。
「うちのメイドは自分のメイドだと思って使っていいですからね。カチェリーナ様は大事な客人ですから」
廊下を歩きながらグルーシェンカが話した。
「いや、あまり気を遣わないでくれ」
ナスターシャの部屋に入ると、グルーシェンカはドアを閉めて鍵を掛けた。そしてナスターシャの顔面を拳で殴打した。そこにまったく手加減はなく、カチェリーナも息を呑んで声が出なかったくらいだ。グルーシェンカがナスターシャの髪を掴んで引っ張り上げると鼻からダラダラ血がしたたり落ちていた。
「おまえうちの一族のお荷物のクセして、カチェリーナ様をdisったのだから、当然殺される覚悟はあったのだろうな」
「いくらなんでもやり過ぎだろ」
カチェリーナはグルーシェンカを止めた。
「こういうのは殴って調教するしかないんです。鞭の持ち合わせがないので、カチェリーナ様は平手打ちでお願いします」
「わたしがナスターシャを殴るということか」
「もちろんです。手加減は許されません。こういうゴミはそういうのを見抜いてナメてきます。そもそもカチェリーナ様がナメられたから、disられたんです」
カチェリーナは昨晩は屈辱に耐えていた。一応は名門貴族だからと思って我慢していたのだ。
「さあ、全力でやってください」
ナスターシャの髪を引きちぎらんばかりに掴んでいるグルーシェンカが促した。
「じゃあやっておくか」
カチェリーナは思い切りナスターシャに平手打ちをくれてやった。ナスターシャは悲鳴もあげることなく、打たれるままだった。
「もう一発行きましょう」
「いいのか」
「こいつは暴力以外は理解しないんですよ」
そう言われて、カチェリーナはナスターシャに平手打ちをくれてやった。高い音が響き渡ったが、ナスターシャは無言だった。
「さらにいきましょう」
「さすがにかわいそうじゃないか」
「もっと殴らないとダメです」
「いいよ。もう」
カチェリーナはソファーに腰を下ろした。
「簡単な朝食を用意させます。両親は抜きで、二階のダイニングで食べようと思います」
グルーシェンカがカチェリーナをうながした。
「ナスターシャはいいのか」
「あいつに食わせる飯なんかありませんよ」

そしてカチェリーナとグルーシェンカで朝食を取ることになった。このダイニングもなかなか洒落ている。上の方まで窓が付けられていて、そこから降り注ぐ陽射しが上質なカフェテラスのような雰囲気を作っている。大富豪のカチェリーナとしては特に驚いたわけではないが、さすが名門貴族は違うと感心したわけである。
「この合宿はこれからどうなるのだろうか」
「わたしとしては続行したいですが、カチェリーナ様の意志が重要です」
「まあせっかく来たからなあ」
「ではやりましょう」
「ナスターシャはどうなるのだろうか。あいつと一緒に生活改善を行うという予定だったが」
「正直なところナスターシャはどうにもならないです。カチェリーナ様は改善の余地がかなりありますが、ナスターシャは重症です」
「あいつは勉強は出来るんだよな」
「コンピュータープログラミングの腕前は超一流です。ただ、そういう会社で働いてみたのですが、あの通りの性格なのでいじめで追い出されました」
「なるほど」
容姿くらいしか特技のないカチェリーナとしては、ナスターシャに特技があるのが癪だった。その一方で、少し感心した。
「そういう技能があるなら、ナスターシャにソーシャルスキルの指導をして貰えないだろうか。一応はおまえの親戚なのだろう」
「カチェリーナ様がご不快でなければいいんですが」
「いいよ。ナスターシャと一緒にやる」
「ではそういうことで準備します」
グルーシェンカが席を外したので、カチェリーナはナスターシャの様子を見に行くことにした。パンと紅茶くらいは持っていってあげようと思ったのだ。ナスターシャはベッドにうずくまっていた。とりあえず死んではいないようである。カチェリーナはテーブルにパンと紅茶を置いた。
「おまえいつもグルーシェンカから、あんな風に殴られているのか」
「そうでもないけど」
「おまえはグルーシェンカに会うのを楽しみにしてたんだよな」
「わたしは親から虐待されているので、時々グルーシェンカ様がこの家に呼んでくれるの。グルーシェンカ様からいじめられることはないよ。でも、さっきみたいに大事なお客様を馬鹿にしたりすると殴られる」
「そうか。わたしにグルーシェンカを取られると思ったのか」
カチェリーナがそう言うと、ナスターシャは無言で頷いた。
カチェリーナはグルーシェンカに土下座した。そして頭を床に擦りつけた。
「100万ドルやる。だからわたしの友達になってくれないだろうか」
グルーシェンカは無言だった。
「わたしが表に出ない理由として、友達がひとりもいないので、ぼっちは恥ずかしいという思いがあるのだ。だから、なんとか友達が一人でもいれば」
「お断りします。一日中ゴロゴロしている人と友達にはなりたくありません」
「では1000万ドル払うので頼みたい」
「嫌です」
「1億ドル払おう。ここが限界だ」
「嫌なものは嫌なんですよ。他のひとに頼んでください」
「金額をつり上げようとしてるのだな。この守銭奴め」
カチェリーナはグルーシェンカに掴みかかったが、投げ飛ばされ、床にたたきつけられた。大の字になりながら、カチェリーナは天井を見上げた。その顔をグルーシェンカが踏みつけた。
「わたしは金持ちの貴族なので、お金では動きません。1万ドルも払えば友達になってくれる人はたくさんいるでしょう」
「有象無象の雑種では意味がない。ちゃんと血統書が付いてるような、そういう友達でないと」
「わたしが名門貴族だと知ったら急に友達になりたがるとか、そのあたりがクズなのです」
「わたしはこのまま天涯孤独ということか」
カチェリーナの目から涙が溢れてきた。しばらく沈黙の時間が流れた。
「カチェリーナ様を更生させるために一週間ほど合宿をするというのはどうでしょうか。わたしと一緒に生活することで、いろいろ改善していきます」
「一週間でどうにかなるのだろうか」
「無理強いはしません。御本人に意欲がなければ意味がないです」
「いや、是非やらせてくれ」
カチェリーナは土下座して頼んだ。自分に染みついたクズっぷりが一週間で治るとは到底思えなかったが、グルーシェンカと一週間過ごせば、もしかして友達になれるかもしれなかった。
「使用人に頼んで、おまえが泊まる部屋を用意させよう」
「合宿はわたしの実家で行います。カチェリーナ様の城では意味がないです」
「それは勘弁してくれ、わたしは貴族へのコンプレックスが強いのだ」
グルーシェンカの家はかなりの名門である。そういう家への憧れはあるが、自分ではそこに相応しくない。カチェリーナでは身の置き所がないだろう。
「カチェリーナ様が嫌ならやめましょう。この話はなかったことにします」
「いや、何が何てもやらせてくれ。どうしても参加したい」
カチェリーナはグルーシェンカにすがりついた。
「わかりました。では準備を始めます」
グルーシェンカは部屋の外に出て電話をしているようだった。やがて戻ってくると、すぐにでも合宿を始めると宣言した。グルーシェンカの家の車が迎えに来た。カチェリーナはそれに乗せられた。カチェリーナが領地から外に出るのは生まれてから初めてだった。車が停まって、顔を上げると、そこには一際大きな豪邸があった。
「まずわたしの両親に挨拶していただきます」
「それはわたしにはハードルが高いぞ」
カチェリーナは臆した。
「うちの両親は美少女が好きなので大丈夫です。カチェリーナ様のことも知っています。カチェリーナ様は話をすると人間のクズであることがバレるので話さない方がいいでしょう」
両親が待っている居間に通され、カチェリーナは挨拶をした。いかにも育ちのよさそうな貴族という両親だった。両親はカチェリーナに好感を持ってくれたようだ。たいして話はせずに、グルーシェンカがすぐに切り上げた。そして二階にあるグルーシェンカの部屋に案内された。
「これから一週間、ここで寝泊まりすることになります」
「なかなか楽しみだ」
両親との挨拶という難関をくぐり抜けたので、カチェリーナはわくわくした。グルーシェンカの部屋は女の子らしく、いろいろなものがとても可愛くあつらえられていた。ここにお泊まりしてキャハハウフフと過ごすのは、天国としか思えなかった。青春というものが一欠片もなかったカチェリーナだが、ようやくそれに辿り着いたのだ。
「ところで、この合宿には参加者がもう一人います」
「えええ」
「わたしの親戚の子です。うちの一族は大概優秀なのですが、ひとりだけ例外的なゴミがいるのです。別室にいるので会いに行きましょう」
グルーシェンカに促され、カチェリーナはその部屋に出向いた。
「わたしの親戚でナスターシャといいます。カチェリーナ様と一緒に生活改善の合宿を行うメンバーです」
ナスターシャは無言だった。いかにも人間のクズというオーラが漂っている少女だった。容姿は平凡で、粗末な印象が伝わってくる。どこを見ているのかわからず、何を考えているのかわからないタイプであった。
「ナスターシャは勉強は出来るので馬鹿ではないのですが、あまりにも社交性が無く、意欲も乏しいです。カチェリーナ様と同じく、ゴロゴロしていることが多いので、二人まとめて根性を叩き直します」
それからカチェリーナはグルーシェンカの部屋に戻った。
「ナスターシャにはどんな印象を抱きましたか」
「あいつはダメだろう。確実な人間のクズ。見ただけでゴミだとわかる」
「だからカチェリーナ様に丁度いいと思ったのです。お友達を探しておられるようですから。似たようなタイプで同レベルです」
「あいつと友達になるくらいならぼっちの方がいい」
「ぼっちがぼっちと付き合えば友達問題は解決します」
「ぼっちにもプライドがある。わたしは社交的な人間と付き合いたいのだ」
「気が変わったので、カチェリーナ様はあの子の部屋で暮らしてもらいます。同類として学ぶところが多いと思います」
「そりゃない。それだけはありえない」
カチェリーナは涙を流しながら訴えた。先ほどはグルーシェンカの部屋で暮らすという話だったはずだ。生まれて初めてお泊まりさせて貰うという歓びで一杯だったのに、なぜナスターシャと同室ということになるのか。だが抵抗虚しく、カチェリーナはナスターシャと同室にされた。いかにもガサツで、何かやるたびに物音をさせる少女だった。そこには優雅さの欠片もなかった。そのナスターシャが起き上がり、カチェリーナに近づいてきた。
「おまえなんか死ねばいいのに」
カチェリーナは絶句した。言い返す言葉が見つからないまま、ナスターシャは背を向けベッドに寝転がった。このゴミとどうやって生活すればいいのかカチェリーナは途方に暮れた。
有村悠さんのアフィを踏んでから以下の三冊を購入しました。


戦艦武蔵
Kindle版
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カスタマーレビューを書く
¥ 370

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学集中講義II: 2
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¥ 399

宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎
Kindle版
販売: Amazon Services International, Inc.
カスタマーレビューを書く
¥ 299


このうち二冊はkindle日替わりセールで購入しました。
Nexus 7を買ってからKindle本は結構買ってます。

Kindle日替わりセールはかなり安いので、気軽に買える。
日替わりセールで出てくるラインナップは結構よいので、かなりコスパがよい。
有村悠さんのアフィを踏んでから以下の二冊を購入しました。


繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史 [Kindle 版]¥ 1,030

アップル帝国の正体 [Kindle版]



この「アップル帝国の正体」という本は単行本だと1300円。
Kindle日替わりセールで499円だったので買ってみた。
アップルについての既知の情報を集めた糞本というオーラがプンプン臭うが、実際はちゃんと取材して書かれた本で、かなり面白い。
一気読みすることが出来た。
他の本に書かれておらず、この本にだけ書いてあるという話はずいぶんある。
アップルに取材した本ではなく、アップルと関わっている日本企業に取材した本。
アップルは工場を持ってないので、iPhoneはいろんな下請けが作っている。
液晶はシャープが作っているし、カメラはソニーが作っている。
それぞれの部品毎に最先端を行っている企業が作っているのだ。
これはある意味危険な状態である。
シャープなんかiPhoneの下請けの仕事が急になくなったら倒産するだろう。

あと、詳述されていないが、グーグルはAndroidの初期の頃、端末を共同開発することをソニーに持ちかけたそうである。
それを断ったソニーが今はアップルの下請けとしてiPhoneのカメラを作り、iPhoneがあればソニーのカメラはいらないという状態になっているのだから、なかなか興味深いものである。
数日前ロンブー淳が結婚したわけだが、あの番組の最後の方で、ロンブー亮が感動的な手紙を読み上げた。
その中で、淳を誤解してる世間の奴らはアホという趣旨の内容があった。
本当にアホなのはロンブー亮である。
能無しでなおかつアホなのである。

淳みたいなタイプは、身内と認定した人間は大事にするのである。
スノボの国母と同じだ。
国母の態度の悪さが問題になった時も、「あいつはいい奴」という友達の証言が相次いだ。
病気の親友のために活動してるというエピソードも紹介された。
だが、それは親友だからである。
親友のためなら情が深く義理堅い男なのだ。
国母にとって、赤の他人は生きてようが死んでようが構わない。

淳がサイコパス的なオーラがありながらも成功しているのは、身内判定した芸能人への面倒見がいいからである。
淳は誰に対しても態度が悪いわけではない。
赤の他人への態度が悪いだけなのである。
身内に対しては、とても親切なのである。
要はDQNタイプということだ。

今回のことで淳へのイメージが変わったと言う人がいるようである。
だが、わたしはまったくイメージが変わらない。
仲間への暖かさと、赤の他人への冷たさ。
淳はこれだけなのである。
こういう仲間に優しく赤の他人に冷たいという人間をどう評価するかは人それぞれだが、淳がそういう典型的な人物であることだけは理解するべきだろう。
艦これは話題沸騰のため、なかなか新規登録出来ない。
わたしもDMMに登録してから艦これ始めるまで一ヶ月くらいかかったような気がする。

ゲーム内容としては、古臭いファミコンみたいなゲーム。
だがそれがいい。
最近のコンシューマーゲームはストーリーがかっちり決まってるので、ゲーム体験がない。
シナリオの展開に合わせて操作してるからつまらない。
たとえばRPGなら、この場面ならこのパーティーみたいに面子が決まってる。
そうやってシナリオの都合で決められてしまうと、ゲームを遊んでる感じがしない。

艦これは昔ながらのシミュレーションゲームで、ストーリーの縛りがない。
好きなようにやることが出来る。
ブラウザゲームで絵もたいしてよくないのだが、古いところがいいのである。
わたしはソーシャルゲームかなりやっているが、艦これは最近のソーシャルゲームの流れは意外と汲んでいない。
ソーシャルゲームは結構デッキが固定されてしまうことが多いのだが、艦これは頻繁に艦が破損するので休ませなければならず、その間は別の艦を使うしかない。
こういうやり繰りが楽しいのである。
もし仮に艦これの艦が壊れることなく、延々と戦い続けるのであれば、同じデッキでクリックするだけのゲームだった。
多くのソーシャルゲームはそういうタイプなのである。
艦が故障するという概念を持ち込んだことで、(昔のソーシャルゲームの要素を持ち込んだことで)、ソーシャルゲームのマンネリ感も打破したのである。
たぶんこれからのソーシャルゲームも(艦これの真似で)怪我で休ませるみたいな流れが多くなると予想。
それだと控えに回ってしまったカードの出番もあるわけだ。

基本的に艦これは課金する必要がない。
課金しなくても問題なくやれる。
だが、わたしは始めるのにずいぶん待たされたので、ちょっとペースを上げたい。
2-4(沖ノ島海域)を抜けられる見込みが全くない状態である。
壊れた艦を休養させるドックをひとつだけ追加した。
これは課金が必要で1000円である。
ドックがひとつ増えれば回転率も上がる。
場合によってはもう少し追加するかもしれない。
2013.09.18

容姿の格差

カチェリーナはグルーシェンカに復讐するべくいろんな方法を考えていた。案として浮かんだのが、グルーシェンカの家族関係だった。どうせみなしごか、もしくは貧民窟の出身に違いない。そこから攻めるのである。カチェリーナは修道院を訪れた。たまたまグルーシェンカは不在だった。カチェリーナは修道院長に面会した。
「わたしはここに多額の寄付をしているカチェリーナというものだが、グルーシェンカについて教えて欲しい。あいつはどうせ捨て子か何かなんだろう」
「グルーシェンカのご実家からも多額の寄付を頂いてますよ」
修道院長はその証拠を差し出した。カチェリーナからの寄付は二番目だった。一番多く寄付しているのはグルーシェンカの実家だった。その実家の名前を見て、カチェリーナはわなわなと震えた。
「もしかしてこいつ貴族か」
「ええ、とても名の知られた御一家です」
これはカチェリーナには痛恨のダメージだった。カチェリーナは出自にコンプレックスがあった。カチェリーナの家は大富豪だが、ある種のマフィアのような存在であり、悪辣なやり方で巨万の富を形成したのだ。だから、まったくリスペクトされていない。カチェリーナは家族と折り合いが悪く、ろくに会話もなかった。家族がカチェリーナを置いてラスベガス旅行に行った時皆殺しにあったのだが、その一報を聞いた瞬間カチェリーナはガッツポーズをしたものである。
「貴族で大卒で、友達がたくさんいる。こんなのありか」
カチェリーナは這々の体で修道院を後にした。グルーシェンカはカチェリーナが持ってないものを全部持っているのだ。歩きながらも身体が震え、道に倒れ込んだ。口に泥を含みながら、カチェリーナは運命を呪った。友達がたくさんいる大卒の貴族から、いつも馬鹿にされているわけだ。これは極めて許し難かった。そしてその憎悪を膨らませていると、いろいろと醜い感情が浮かんできた。カチェリーナは自室へ急いだ。カチェリーナはFacebookにアカウントを作り、グルーシェンカを中傷することにした。カチェリーナの写真とグルーシェンカの写真を並べ、グルーシェンカの容姿をコケにした。グルーシェンカは普通に可愛いのだが、ウクライナ最高の美少女と謳われるカチェリーナと並べれば見劣りする。
「こいつはブスのくせして生意気だ。無神論者め」
だが、そのカチェリーナの行動に賛意は得られず、グルーシェンカの取り巻きから総攻撃された。どうやらグルーシェンカの人望は絶対的らしい。カチェリーナは自分の攻撃が不発に終わったことに絶望し、ベッドに倒れ込んだ。やがてグルーシェンカがやってきた。
「なんかわたしの容姿をネットで中傷してるようですが」
「ああ、おまえはブスだからな」
カチェリーナはグルーシェンカへの敵意を剥き出しにした。友達がゼロで出自も悪く、学校など行ったことがないカチェリーナにとってグルーシェンカは敵でしかなかった。グルーシェンカはベッドに腰掛けるとカチェリーナに語りかけた。
「カチェリーナ様は他人の容姿を笑うような人ではないはずです。そもそも容姿でブイブイ言わせていたら、これまで華やかな人生を送っていたはずです。容姿にものを言わせるようなことはカチェリーナ様に似合わない。なぜ急に容姿の自慢などを始めたのでしょうか」
「おまえがブスだからだよ。美において格差があるからだ」
「修道院長から聞いたのですが、わたしが貴族だとお知りになったようですね」
グルーシェンカはカチェリーナを見やったが、とても目を合わせることは出来なかった。カチェリーナが抱えているコンプレックスはすべて見抜かれているだろう。これだけ惨めなことはなかった。グルーシェンカはカチェリーナの髪の毛を撫でた。
「カチェリーナ様が、ウクライナ最高、というより、世界最高レベルの容姿を持ちながら、決してそれで驕り高ぶらないところをすごい尊敬してました。見た目とか、そういう現世的なことではなく、それを越える理想を信じておられる人だと思っています」
「聖母の理想を持っているとソドムに堕ちるというのはカラマーゾフの兄弟にも書いてある」
カチェリーナは理想を信じていたはずだが、それからあまりにも遠いところに辿り着いてしまった。カチェリーナはグルーシェンカの手を振り払った。
「何にせよ、こういうことになったのだから、もうおまえとは会うまい」
カチェリーナは唇を噛み締めた。
「偉大な人物はソドムを心に抱えているものだと思います。わたしは育ちがよくて性格のいい子をたくさん知ってますが、彼女たちは決して偉人にはなりません。カチェリーナ様は偉大な人間になる素質をお持ちだと思います」
グルーシェンカは容姿を中傷されたことをまったく意に介してないようだった。それでカチェリーナの心は少し和らいだが、同時に胸も痛んだ。
「カチェリーナ様は不器用ですから、何も言わなくていいです。容姿で他人を貶めるなんて慣れないことをしたから疲れたでしょう。少し休んでから、また先のことを考えましょう」
グルーシェンカはカチェリーナの瞼に触れると、そっと閉じた。ひとまずカチェリーナはそれに甘えることにした。
有村悠さんのアフィを踏んでから以下の書籍を購入しました。

民法はおもしろい (講談社現代新書) [Kindle 版]¥ 683
Sold By: 株式会社 講談社


この本の中に、法学はなぜノーベル賞の対象にならないのか、という話があるのだが、考えてみると、学問によっていろいろとタイプがあるわけである。
法学はあらかじめ正解が決まっているタイプの学問である。
模範解答が用意されていて、その解答を導き出すのが専門家なのである。
つまり生物学をやって進化の謎を探るとか、物理をやって宇宙の謎を探るとか、そういう学問とは対極なのである。
ノーベル賞の対象になるのは、新発見とか、創造的な行為である。
法学は、そういう新発見するような学問ではないので、ノーベル賞には向いてないのだ。

さて、有村悠さんという人間がいるわけだが、創造力がゼロであり、新発見をするような知的好奇心もゼロである。
丸暗記と模範解答しか出来ない人物だ。
こういう人物に何が向いてるかというと法学なのである。
法学なら、あらかじめある程度正解が決まっているので、有村さんに向いている。
創造性を発揮する必要はないし、新発見をする必要もない。

法科大学院の問題とか、弁護士過剰の問題を考え合わせると、有村さんが法学をやっていたら順風満帆だったとは言えないが、少なくともオタクライターよりはマシだったろう。
やはり人間にはタイプの違いがあるのである。
正解が用意されていない問題を探求するロマンチストがいれば、正解が用意されている問題に模範解答をするタイプの人間もいる。
有村さんは正解が決まっている問題しか答えられないので、法学をやるべきだった。
東大法学部に入るべきだった。
結局のところ、偏差値が足りないので、やむを得ず東大文学部という選択になったのだ。
法学なら有村さんの得意な丸暗記が通用するのに、文学部で妥協したから、クリエイターとか、最も苦手な分野を目指すことになった。

暗記は誰でも出来ることではない。
そもそも模範解答を見て理解する能力がなければ暗記も出来ない。
模範解答を見てもチンプンカンプンという知能レベルだと、暗記もおぼつかない。
少なくとも有村さんは模範解答を見て理解する能力はあるだろうから、それに適した学問をやるべきだったのである。
創造性も知的好奇心もないのだから、暗記だけでいける学問(模範解答が用意されている学問)をやるべきだったのだ。
かつてポータルサイトで覇権を握ろうという闘争があったわけである。
gooはわりと使われていた方だと思われる。
われわれはLycosとかExiciteとかinfoseekとか、そのあたりを横断的に使っていたわけである。
どこも検索が糞だったので、あちこちで調べればどこかでヒットするだろういう具合だ。
そういう状態はグーグルの登場によって壊れた。
オールドタイプのポータルサイトは、もはやヤフーしか息をしていない状態である。
infoseekが無料ホームページを終了したことで、過去の個人ホームページはかなり消滅してしまったが、それも時代の流れなのだろう。

そして今回goo mailが終了するという。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130905_614194.html
NTTレゾナント株式会社は5日、メールサービス「gooメール」の無料版を2014年3月10日に終了すると発表した。有料版はサービス提供を継続する。
NTTレゾナントでは、「gooメール(無料版)」と、月額200円の「gooメール(有料版)」のサービスを提供してきたが、市場動向およびニーズの変化を踏まえて、有料版サービスに一本化し、無料版サービスは終了すると発表。有料版への一本化により、gooサービスのセキュリティレベルおよび品質を高めるとともに、より便利なサービス開発・提供に経営資源を集中するとしている。


有料版を続けるのは、有料版を終了するわけにはいかないからであって、決して儲かっているわけではないのだろう。
こういうポータルサイトの残骸が再浮上することはあり得ないので、今後は縮小される一方だろう。

わたしもgoo mailはフリーのメアドとしてよく使っていたので、いろいろと移行しなければならない。
カチェリーナは何とかしてグルーシェンカの弱味を握ろうと思った。このままではグルーシェンカに負けてばかりなので、なにかしらスキャンダルでも発掘すれば対抗できると考えたのだ。カチェリーナは宮殿の外に出ると庭師に話し掛けた。
「近くの修道院にグルーシェンカという人間のクズが住んでるんだが、あいつはずいぶん悪評があるのだろうな」
「あのグルーシェンカさんに悪評が? そんなわけはありません。あの人はすごい人気があって、政財界の大物があの修道院を訪れているそうです」
「あいつは社交性だけはあるからな。ゴミのような人間でも社交性さえあれば通用するわけだ」
「グルーシェンカさんはすごい人格者だと思いますけどね」
「そんな馬鹿な話があるか」
カチェリーナは怒りにまかせて庭師を殴り、それから自室に向かった。そして秘密兵器のNexus 7を取りだした。iPhoneと違ってネットサーフィンがやりやすい。これなら、グルーシェンカの秘密も見つかるだろう。カチェリーナはゴロゴロしながらネットばかりやってるので、こういうことには長けているのだ。
「さてと、グルーシェンカの正体を暴いてやるか」
カチェリーナはNexus 7を操作し、グルーシェンカの情報を探した。あの悪魔的な無神論者は、一皮剥けば、かなり真っ黒な実態があるはずだった。やがてカチェリーナはグルーシェンカのFacebookを探り当てた。カチェリーナは生まれてから一人も友達がいないのでFacebookなどやってなかったが、グルーシェンカはなまじ社交性があるので、Facebookをやったりしているのだ。
「こんなツールで個人情報晒すなんてバカの極みだ。さてと、グルーシェンカの惨めな実態を観察してやるか」
しかし見てみると、グルーシェンカはかなりの影響力があるようだった。カチェリーナはFacebookのことはよくわからなかったが、それでもグルーシェンカの顔の広さは見て取れた。さきほど庭師から聞いた政財界の大物と交流があるというのも本当らしかった。カチェリーナはプルプルと震えていたが、まだ耐えていた。今はソーシャルスキルの時代である。社交性さえあれば、グルーシェンカのようなゴミが人気になるのだ。そうやって自分に納得させていた。だが、さらに調べると驚愕の事実を目にしてしまった。グルーシェンカは15歳なのに、もう大学を卒業していた。
「こいつ15歳なのに大卒なのかよ」
偏頭痛を理由に学校に行かず、友達がひとりもいないカチェリーナとは対極の人間だったのだ。カチェリーナは痙攣して口から泡を吹いた。もはや白眼を剥いて気を失うしかなかったのである。
やがてカチェリーナは揺り起こされた。目の前にはグルーシェンカの姿があった。
「どうやらわたしのFacebookを発見してしまったようですね」
「おまえ、15歳で大卒というのは本当か」
「本当です。カチェリーナ様が15年間ゴロゴロしている間に、わたしは勉強していたのです。わたしとカチェリーナ様はまったく同じ日にウクライナに生まれましたが、それから15年間の過ごし方が対照的だったわけです」
そこには努力した人間と努力しなかった人間の圧倒的な格差があった。住む世界が違うのである。努力家の前では、これまでの人生で何をやって来たかが問われる。
「努力している人は他人から好かれます。カチェリーナ様に友達がいないのも、そこが原因です」
カチェリーナはぐうの音も出なかった。確かに、やる気がなくゴロゴロしているだけの人間が人気者になるわけがない。
「わたしが失った15年間の生活はどうすればいいのだろう」
「努力するためには時間性への認識がしっかりしている必要があります。ここが甘いと努力出来ません。人間存在は歴史性を背負っています。肉体は生まれて死にますが、その寿命の間は連続性があり、歴史を背負うのです。詰んだからと言って、他の肉体に移り変わって別の人生にすることは出来ない。過去と未来も踏まえながら生きていれば、自然に努力するようになります」
カチェリーナは現在が快適であることだけを求めていた。寝ていると偏頭痛が楽になるという理由で、ゴロゴロし続けていたのだ。そのゴロゴロし続ける現在が刻々と積み重なり15年が経過したのである。
「時間は投資と消費に分けて考えてください。投資なのか消費なのか、それを意識することでカチェリーナ様も変われるはずです」
「なるほど、考え方を変えればまだ手遅れではないのだな」
カチェリーナがそう言うと、グルーシェンカは無言になった。要はそういうことなのだ。
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