今や自由恋愛社会である。
恋愛は自由だという社会にわれわれは生きている。
しかし振り返るに、自由恋愛なんて社会になったのは、何十年か前である。
それまでは婚前交渉は禁止だったし、見合い結婚が普通だったのだ。

物事というのは、仮説を立ててみるとすっきりすることがある。
その仮説の正しさは証明出来なくても、説得力があればいいと思う。
そういう観点から仮説を書こう。

ここのところ声オタの暴れっぷりが目立つ。
彼らは、かなり保守的な恋愛観を持っている。
彼らの暴れるところには必ず定型的な自由主義者が現れる。
「22歳の可愛い子が恋愛してなかったら、その方が異常だよ」
とお決まりのセリフを言う。

平野綾ちゃんにせよ、竹達彩奈さんにせよ、声オタの暴れ方は反復強迫的だ。
「22歳の子がセックスするのは当然」というレスも、声オタ自身が書いているかもしれない。
ある種の葛藤なのだ。
そして、それは時代性を背負ったものなのである。
もう少し正確に言うなら、時代の波に乗れた人間と乗り損ねた人間の痛ましい構図がある。

声オタは容姿弱者なわけだが、それだけではあるまい。
声オタの容姿が悪いのは確かだが、それだけではない。
仮説として言うなら、声オタの親は見合い結婚が多いはずである。
今は完全に自由恋愛の時代だが、今の声オタの親世代だと、まだまだ見合い結婚が残ってる。
で、恋愛結婚で生まれた子供と見合い結婚で生まれた子供、どちらが容姿的に優れるか劣るかと考えたら、結論はかなり簡単である。
声オタは単に容姿が劣っているのではなく、見合い結婚の子供という理由があって劣っているのだ。
そういう仮説を立てると、声オタの保守的な言動の理由がわかる。
親が見合い結婚なら、婚前交渉はよくないという価値観を引き継いでいる可能性が高い。

見合い結婚というのは、日本が大国であることに最大の関心を抱いていた頃の産物だ。
顔で男を選ぶのではなく、経済大国のシステムを動かすための結婚という発想だ。
今や経済大国の神話など崩壊した。
2011年の日本が辛うじて経済大国であるとしても、そこに誰も希望を持ってない。
経済や産業に対するニヒリズムは非常に強く、それを支えてきた価値観は崩壊している。
そして今や、どれだけセックス出来たかで人生の価値は決まるという発想が跋扈している。
バブル崩壊後に「女子高生ブーム」が起こったのも、人々が日本という国に生きていて、何に一番関心を持つかという問題である。
端的に言えば、アノミー的な状態になるとセックスが最高の生きる意味という原始的なところに回帰するのだ。
そしてそういう新しい時代に乗れなかったのが見合い結婚で生まれた醜い子供達だ。
彼らは保守的な価値観をもてあまし、その行き場を探している。
その鬱憤を晴らすのが平野綾ちゃんや竹達彩奈さんだったりするのだ。







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