かなり前のことであるがわたしが大学生だった頃、同じ大学の連中と飲み会のようなものがあった。わたし以外はリア充とまでいかなくても少なくともおたくではなかったし大学生活を楽しんで、その後は氷河期でも一流企業に入って行った連中である。わたしはその席でいきなり宮台真司がむかつくと話し始めた。そしたら10秒もしないうちに大笑いが起こった。勢い込んでいきなり喋り出したわたしの様子がおかしかったのかもしれない。そのあとは何事もなかったかのように彼らは別の話題で盛り上がっていた。
この時のことをあとから考えて、わりとリア充っぽい学生には失笑されるようなことだと思ったわけである。彼らは宮台真司の名前くらいは知っていただろうが、誰も宮台に怒ってはいなかった。
わたしはまだエヴァの新作映画見てないし、最近はその分野の関心も低下しているから、あちこちで行われている議論を斜め読みしただけなのだが、ひとは劣等感を刺激されると語りたくなる生き物なのだという印象を抱いた。劣等感は人間のとてもデリケートな問題であり、そういう内面の生々しい部分の問題だ。
見てない映画について語るのは避けたいので話を変えるが、フラクタルが失敗したのは劣等感を刺激するお話ではなかったからだ。あれはただ単にヒロインは処女というお約束を破壊しただけであり、見ていたおたくは白けただけだった。普通のNTRの話にしていれば、まだ百倍は楽しめたに違いない。少なくともヤマカンがおたくを攻撃したいなら、清純な少女に憧れているおたくを嗤う巧妙な話にするべきだった。おたくの劣等感を煽るなんて赤子の手を捻るようなものだから、そんなに難しくはない。
話を戻すが宮台真司の思想とやらははしにも棒にも掛からないレベルである。世間的には学者様だが、学者の中では二軍だ。なぜそれがあれだけのインフルエンスをもっていたのかといえば、劣等感を煽るのが天才だったからだ。学者の中では二軍クラスでも宮台は上祐に匹敵する会話能力があるし、そういう部分では秀でている。冒頭のエピソードで言えば、劣等感のない男子には無縁の問題だが、そうでない人間は煽られる。そしてそれが思想と呼ばれていたのだ。もっとも劣等感を煽る言説を垂れ流すことが出来たのはネットがなかったからで、ネットが普及するほどに宮台は消えていった。現状のネットはみんな(おまえら全員)が非リア充というお約束で馴れ合うことになった。







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