2012.12.07
負けず嫌いは人格障害
人格障害とはなんぞやといえば、成功者にありがちな人格類型である。成功者特有のズレた感覚が人格障害である。もちろん成功者を人格障害と診断することはない。成功者でもないのに成功者のようなパーソナリティーを持っているのが人格障害なのである。たとえば負けず嫌いというのは人格障害と断じても差し支えないものである。負けず嫌いとは勝利のために合理的な手順を踏む思考ではない。負けても負けても向かっていくという感情的なものである。ハイスペックな人なら負けず嫌いでムキになってゴリ押ししてそのまま勝利を手にしたりする。実際社会的成功者はこういう類型のひとが少なくない。しかしロースペックなひとが負けず嫌いだと悲惨なことになる。負け戦にどんどん突撃していく。たとえば運動が苦手なら運動をしないのが凡庸な選択であり最適解だ。負けず嫌いだと運動音痴なのにムキになって挑戦し単なる噛ませ犬になったりする。天才と狂気は紙一重というが、人格障害という点において通底しているからである。なので成功者のやり方など決して模倣するべきではないのである。
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