相続税には基礎控除というのがある。妻と2人の子どもというケースだと、今までは8000万円だった。父親が死んだ時に8000万円の財産がある人はそうはいないだろう。2009年段階では4.1パーセントだった。要は96パーセントの人は相続税には無関係なわけである。
相続税が増税されるというニュースはよく聞くが、基礎控除の額も引き下げられるので、たぶんこれからは6パーセントくらいの人間が相続税の対象になる。もちろん6パーセントというのは全国平均の話である。都市部で土地を持っていれば、基礎控除を超えてしまう可能性は結構高いだろう。
また基礎控除より低ければ平穏というわけでもない。たとえば父親が二千万円残して死んだとする。基礎控除の範囲内なので相続税は払わなくてもいいが、何しろ二千万円だ。親族間でバトルロワイヤルという格好になっても不思議ではない。なので、親にそこそこの財産がある場合は、相続税の本くらいは読んでおくべきなのである。

この「相続のミカタ」というのは公認会計士が書いた本である。小説の形式で書かれているが、長々と変なストーリーを読まされるということはない。架空の実話を元に相続の話をしていくというわけだ。この本で挙げられている実例は主に自宅以外に土地がある場合である。その土地にアパートを建てているとか、そんな場合の相続の話だ。親が自宅以外にも土地を持っているという人にはうってつけの本である。

書籍というのは、自分の知識レベルに合うかどうかという問題がある。基本的な部分を長々と書いている本もあれば、基礎は全部略して高度なことだけ書いてある本もある。結構アマゾンで本を買うのが難しいのは、そのあたりの「自分に最適なレベル」かどうかわからないからである。初心者に優しい本だと(仮に優れた本でも)ある程度詳しい人には退屈であり、読む価値がない。
この「相続のミカタ」は知識が0の人を前提に書かれている。だから、こういう問題に詳しすぎる人には向いてないかもしれない。たとえば遺言書を見つけたら開封してはならず家庭裁判所に検認してもらうとか、そのあたりを常識として知っている人は読まなくてもいいかもしれない。







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