2013.05.30
シャープのZaurusは駄目だったよね
先ほど有村悠さんのアフィを踏んでから以下の本を購入しました。
1 "ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 2"
ウォルター・アイザックソン; 単行本(ソフトカバー); ¥ 1,050
在庫あり
販売: Amazon.com Int'l Sales, Inc.
1 "ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1"
ウォルター・アイザックソン; 単行本(ソフトカバー); ¥ 1,050
在庫あり
販売: Amazon.com Int'l Sales, Inc.
今さらこういう定番過ぎる本を買う時点でわたしのレイトマジョリティーぶりが窺えるが、ソフトカバーになって価格も下がったので購入。
この本はすでに知ってることばかり書いてありそうな気がするのだが、一応読んでおく。
そう言えば、日本はなぜ駄目だったのかと考えると、シャープのZaurusに思い至る。
スマホを先取りしているような端末だったのに、時代とうまく噛み合わなかった。
↓このページがなかなか興味深い。
「シャープの端末、iPhoneに敗北」とザウルスが朝日新聞に: "Haniwaのページ"作者のblog
シャープとしてはZaurusに電話機能を付けることは模索していたようである。だがキャリアの反対で実現しなかったようだ。そしてZaurusの開発部隊はガラケーの開発に回されたそうだ。そうやってガラパゴスなことをやっているうちに、今日の悲惨な状況である。Android端末の市場も韓国のサムスンに抑えられてしまった現状。
この他にも東芝のLibrettoとか、日本ではプチブレイクしていたが、こちらも実らず。スマホを先取りするような端末はあっても、それを実現するビジョンが足りなかった。ガラケーが儲かりすぎて世界の流れに乗り遅れた。
そもそもアップルもニュートンというPDAの端末を作っていたが、これはジョブズがアップルに復帰した後、早々と切った。そしてジョブズが始めたのがmp3プレイヤーである。これは(Zaurusと違って)時代の先を行き過ぎない端末だった。iPodは世界的なヒット商品となった。ZaurusとiPodのどっちが売れたかはデータを調べるまでもないわけで、音楽の方から攻めていったジョブズはその時代の技術レベルも含めてよく理解していた。ジョブズはウォズニアックのような優秀なエンジニアではなかったが、そういう技術を見極めるセンスはあったのだ。iTunes Music Storeの成功についても言うまでもない。PDAとして未熟だったニュートンを切り捨て、iPod中心に攻めながら必然的にiPhoneに辿り着いたのである。シャープの悲惨な状態と見比べると、こういう経営者の判断がどれだけ重要かというのを痛感させられる。
1 "ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 2"
ウォルター・アイザックソン; 単行本(ソフトカバー); ¥ 1,050
在庫あり
販売: Amazon.com Int'l Sales, Inc.
1 "ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1"
ウォルター・アイザックソン; 単行本(ソフトカバー); ¥ 1,050
在庫あり
販売: Amazon.com Int'l Sales, Inc.
今さらこういう定番過ぎる本を買う時点でわたしのレイトマジョリティーぶりが窺えるが、ソフトカバーになって価格も下がったので購入。
この本はすでに知ってることばかり書いてありそうな気がするのだが、一応読んでおく。
そう言えば、日本はなぜ駄目だったのかと考えると、シャープのZaurusに思い至る。
スマホを先取りしているような端末だったのに、時代とうまく噛み合わなかった。
↓このページがなかなか興味深い。
「シャープの端末、iPhoneに敗北」とザウルスが朝日新聞に: "Haniwaのページ"作者のblog
シャープとしてはZaurusに電話機能を付けることは模索していたようである。だがキャリアの反対で実現しなかったようだ。そしてZaurusの開発部隊はガラケーの開発に回されたそうだ。そうやってガラパゴスなことをやっているうちに、今日の悲惨な状況である。Android端末の市場も韓国のサムスンに抑えられてしまった現状。
この他にも東芝のLibrettoとか、日本ではプチブレイクしていたが、こちらも実らず。スマホを先取りするような端末はあっても、それを実現するビジョンが足りなかった。ガラケーが儲かりすぎて世界の流れに乗り遅れた。
そもそもアップルもニュートンというPDAの端末を作っていたが、これはジョブズがアップルに復帰した後、早々と切った。そしてジョブズが始めたのがmp3プレイヤーである。これは(Zaurusと違って)時代の先を行き過ぎない端末だった。iPodは世界的なヒット商品となった。ZaurusとiPodのどっちが売れたかはデータを調べるまでもないわけで、音楽の方から攻めていったジョブズはその時代の技術レベルも含めてよく理解していた。ジョブズはウォズニアックのような優秀なエンジニアではなかったが、そういう技術を見極めるセンスはあったのだ。iTunes Music Storeの成功についても言うまでもない。PDAとして未熟だったニュートンを切り捨て、iPod中心に攻めながら必然的にiPhoneに辿り着いたのである。シャープの悲惨な状態と見比べると、こういう経営者の判断がどれだけ重要かというのを痛感させられる。
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