平野綾ちゃんは容姿に恵まれているが、本人の特性として頭髪のボリュームが少ない。禿げとは違う。全体的に髪の毛の総量が足りないのだ。これはいずれネックになると予想された。十代のつやつやの正真正銘の若さを持っている時には大丈夫だが、ある程度年齢が曲がり角になってくると、髪のボリュームでずいぶん印象が違ってくる。そして現在では実年齢より老けて見える大きな要因となっている。まだ二十代半ばとは言っても、若作りするのは難しく、かなり老いさらばえた印象さえ受ける。

平野綾ちゃんが失脚したのは様々な理由があり、直接的にはブブカの写真であるが、そもそも体制が整う前に「涼宮ハルヒの憂鬱」でブレイクしてしまったのが、その後の大きな失速を招くことになった。計画的なプロデュースをした結果として花開いたのではなく、まともなプロジェクトが結成される前に大きく芽吹いてしまった。きゃりーぱみゅぱみゅなら、売る計画があって、そういうプロジェクトで大人が動いて、そのプロデュースの結果として売れているわけだ。原宿系の女の子のポップアイコンを狙ってデザインされ、その通りのターゲットにリーチして、それなりに売れている。平野綾ちゃんの背後にはそういう計画性がなかった。何の戦略もないのに人気だけが出てしまったのだ。ショーケースを飾るアイコンとしては最高の素材だったが、それを調理してユーザーに届ける仕組みはなかった。

水樹奈々は三嶋プロデューサーの体制の元に計画されて、(本人の実力もあるが)スタッフの優秀さに恵まれて売れた。計画したらその通りに売れるというわけではないし、avexのガールズネクストドアみたいに計画を練りに練られて売れるように売れるようにプロデュースされても売れないままフェイドアウトという事例はたくさんある。計画倒れはいくらだってある。しかし計画しなければスターなど作れないのだ。平野綾ちゃんはたいして計画もないまま勝手に早々とブレイクしてしまったが、その結果体制が追いつかないという問題があった。綾ちゃんの楽曲は決して悪くはなかったが、なかなか代表曲は作れなかった。最も評判のよかった「God knows...」はあくまでアニメの曲であり、平野綾ちゃんの曲ではない。ライブで歌うことなら出来るがDVDへの収録は権利上出来ない。「冒険でしょでしょ」は平野綾名義なので問題ないが、代表曲としてはパンチが弱い。三嶋章夫プロデュースの水樹奈々の方は、ちゃんと水樹奈々として歌える曲が作られていた。坂本真綾にしてもデビュー時から菅野よう子に楽曲提供してもらってるわけで、それを抜きにしては語れない。

平野綾ちゃんを批判する材料として茅原実里の成功例を上げる人がいる。茅原実里はスターになるべくしてなったのではない。全く何もないところから一歩ずつ積み重ねていったのだ。しかし茅原実里は地盤がなく苦労していたから、謙虚になるのも当然である。コツコツと積み重ねるべき立ち位置にいたのである。平野綾ちゃんが仮に謙虚な人格者なら茅原実里パターンでファンを増やすことも出来ただろうが、苦労もせずに10代で人気先行という状況でそれは難しい。平野綾ちゃんは所属事務所のスペースクラフトと揉めていたが、スペースクラフトがまともな体制を作れていたとは言い難い。事務所のきちんとした計画との齟齬があったのではなく、そもそも事務所が無計画であり、カオスだったのだ。タレントとして売り出すという方向でテレビ露出が突然増えたこともあったが、あれをやるならもっと早い時期でやっておくべきだった。容姿が衰え始めてからやっても手遅れだった。なんにせよ、付け焼き刃で無能なマネジメントとしか言いようがない。スペースクラフトからすれば「勝手に売れて勝手に滅んだ」という存在になってしまった。ももクロだって、マネジメントのうまさがよく話題になる。ももクロを見ていて「裏の大人は馬鹿だなあ」と感じることはない。綾ちゃんがバックバンドのギタリストと寝ていたのは、プロデュースに哲学がなかったからである。商品をまともに扱う環境がないから、ああいう事態が起こったのだ。ハルヒでブレイクした人気を切り売りしていただけであり、その賞味期限が切れたら終わりという単純な話だった。綾ちゃんがロックと言っていたのは、後ろの無能なおとなたちに中指を突き立てる行為だったのである。アイドルはプロデュースもしくはマネージメントも含めた総合芸術なのだ。アイコンとなる演者が孤軍奮闘すればいいというものではない。







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