旧約聖書でアダムとイブは知恵の実を食べる。そして楽園から追放される。これが人間の原罪であると定義される。聖書は人類の歴史の中で最も売れた本であるが、この爆発的なヒットの理由は、この知恵の実の話が核心を突いているからだ。人間の原罪を知能と定義づけたことが、人間の本質、もしくは家族の本質を突いたのである。

再び言おう。知性は罪なのである。旧約聖書でそのように定義された。知性を持っているのが原因で「楽園」から追放されたのだ。知性こそが罪の根源であり、これさえなければ「楽園」にいられたのだ。生意気にも知性を身につけたから、「神」を怒らせたのである。

知能が高いことくらいに罪深いものはない。親より知能が高いというのは、人間最大の罪だ。親より知能が高いというのは、絶対に触れてはならないタブーであり、このタブーを抱えて生まれてきた子どもは放浪せざるを得ない。被造物が創造主を超えてしまったのだから、楽園にいる資格はない。

知性は楽園という茶番を見抜いてしまう。能無しが愛玩されている光景の実態は、モノクロームに錆び付いた薄気味悪い影絵であり、絵空事を夢見ていられる間抜けでなければ到底信じられないような蕭条たる風景なのである。知性は、能無しが腕と腰を絡めて戯れるソドムをバラバラに分解してしまう。言葉に出して指弾せずとも、知性の高い人間の眼差しは、楽園の虚偽を見抜いてしまう。そしてそのように愛や世界を無惨に切り刻む能力は業となり自らに降りかかるのである。

継母より美しい白雪姫は毒林檎を食わされても吐き出して生き延びて王子様と結ばれた。そして継母は悲惨な末路を迎える。しかし、実親を超えてしまう知性はハッピーエンドに縁がない。白雪姫が美しさで母を乗り越えたような無邪気さと強さはそこにはない。







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