上杉隆が追い詰められている昨今である。彼の最大の収入源は有料メルマガだが、署名運動などの盛り上がりもあり、まぐまぐも対応せざるを得なくなっている。上杉に限らず、この周辺のひとはマスメディアでは下位であるが、有料メルマガで(中途半端な文化人より)大金を得るという逆転現象を起こしている。ある種の情報商材のようなノリで幻想を売っている部分も大きいので、嫉妬も含めて責められるというのはあるだろう。

この種のひとたちは「著名人」になることに人生を賭けている。基本的にギャンブラーなのだ。たとえば津田大介は成功者としてチヤホヤされているが、特別な偉業を成し遂げたわけではない。うまくネット上のアイコン(タレント)になっただけである。人生は一度しかないので、一度の賭けに成功すればいいわけだが、仮に何度やっても成功するというわけではあるまい。

今回上杉隆とまとめて話題になっている茂木健一郎にしても、決して脳科学の第一人者とは言えまい。第一人者からは極めて遠いところにある。それでもその道の権威というイメージで売り出すことに成功したわけである。

無名人が一歩一歩知名度を身につけて著名人に至るのではない。顔写真と実名を公開し、一気に著名人へと跳躍するのだ。このあたりはギャンブル性があり、不発に終わった人もたくさんいるだろう。顔写真と実名を出しただけでは著名人予備軍のようなものであり、著名人にはなりきれていない。だが、(少なくとも日本のインターネットでは)実名と顔写真を晒す人は少ないので、それなりに勝つ可能性の高いギャンブルではあると思われる。

この種のひとびとは経歴を「盛る」わけである。出来るだけ自分を大きく見せるという跳躍があるわけだ。茂木健一郎が「脳科学者」というのも嘘ではないし、詐称ではないが、(権威とは程遠いのに)脳科学の権威というイメージで売っていたのも確かだ。津田大介にしてもMIAUでの活動などは、自己宣伝のためのパフォーマンスである。あの周辺は津田の売名のために付き合わされているだけだ。たいして中身のない活動だから、それほど軋轢が生じることなく、純然たる(売名のための)パフォーマンスとして効果的だったとも言える。

何にせよ、彼らは著名人となるために人生を賭けているギャンブラーだから、下手に追い詰めるわけにはいかない。反論できない鋭い指摘などしようものなら、苦し紛れの訴訟を起こされる可能性もある。池田信夫が上杉隆に訴えられたのも、そういう事例だ。だが池田信夫はそこそこ金がありそうだから、訴訟のひとつやふたつで動揺はしない。50万円とか100万円程度の訴訟費用で困窮するようでないと「脅し」にはならないので、相手を間違えたと言えるだろう。

「売名行為」と言うと、いかにも嫌な言い方だが、基本的に著名人のやっていることはそれなのである。自分を誇大に売り込んで有名になれば、それを既成事実化出来る。そういうビジネスなのである。そして売り込む際に、自分を「盛る」として、それが詐称にならないラインを守れるかどうかなのである。ネットのアルファの中には守らない輩が結構いる。津田大介本人はラインを守っているが、ラインを守らない人間とは親しくしている。ある種の記者クラブのようなものだ。どこでもギルドが発生し、身内で守り合う。自浄作用はないのだ。







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