文章というのは、同じ主題を繰り返しながら厚みを増していくように書かれる。主題が骨格であり、それを反芻しながら肉付けしていくのだ。だが、この本はいくらなんでも同じことを繰り返しすぎである。400ページ近くある本だが、内容的には50ページくらいの厚みである。高度に専門的な話は少なく、症例を挙げて説明するのが大半である。もしかすると、片づけられないのが思い当たる人には、「ああ自分のことだ」というエピソードが満載なのかもしれない。書かれている内容は、片づけられない人間はADHDの可能性が高いということ。特に女子は多動性がないADDであることが多いため、多動がある男子と違って診断されることが少ない(とされる)。障害に気づかないまま大人になり途方に暮れる(らしい)。しかしリタリンさえ飲めば、7割程度の人は症状がかなり改善されるのだ。(日本ではナルコレプシーにしかリタリンは処方されない。似たような成分のコンサータは18歳までにADHDの診断を受ける必要がある)。片づけられない女子は、自分のゴミ屋敷を恥じている。他人に見せられないので、これにより引っ込み思案になることも多い(らしい)。注意欠陥があると、むしろ単純労働の方が難しい。頭脳を使う知的な作業の方が向いている(らしい)。また大学中退の大きな原因であると、再三書かれている。片づけられないのは、めんどくさいからではなく、何がどこにあるか把握できていないのが最大の原因であるとされる。片づけようと決意したところで、モノの位置関係がわからないので、片づけようがないのだ。また物事に優先順位を付けるのが苦手であるとも再三書かれている。


さて、この本を購入したのは、わたしの大好きな有村悠さんの部屋がゴミ屋敷だからである。
今日もこんなツイートをしていた。

gomiyashiki.jpg



これが発達障害でないとしたら、一体なんだというのだろうか?

有村悠さんは18歳の時に東京大学に現役合格しているので知能に問題はないと思われる。それでも支離滅裂な生活を送っており、ロックスターのような言動を繰り返して人々を失笑させている。そのためどこに行っても疎まれ、友達がひとりもいないと言われている。仮に18歳未満であったなら、一刻も早くADHDの診断を貰ってコンサータを飲ませるところなのだろうが、もはや有村悠さんは34歳である。

最近の日本でやたらとコミュニケーション能力言われるのは、この注意力を巡ってのことだ。日本ではマニュアル化された単純労働が増えてきたので、そういう流れ作業は注意欠陥にはとても苦難である。熟練労働の方がまだマイペースでやれるだけ、(知能があれば)注意欠陥でも何とかなると思われる。こう考えると、東大で失敗して中退し、ライターでも小難しい仕事がなくなり、もはや文字起こしのバイトしか残ってない有村悠さんはかなり厳しい状態である。このところはメジャートランキライザーを服用し毎日長時間眠っているようなので、このままおとなしく寝かせておくのが最善かもしれない。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

ukdata

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング