Amazonについて書かれた「ワンクリック」という本を再読したので、それも含めていろいろ書いておこう。

われわれはAmazonに依存して暮らしているわけだが、創業者のジェフ・ベゾスはなぜかカリスマ扱いにならない。ベゾスの容姿が冴えないオッサンだからというのもある。グーグルのようなイノベーションではないという見方なのだろう。Amazonというと、ワンクリックの特許が悪名高い。「ワンクリックで注文できる」という誰でも思いつくアイデアで特許を取得しているからだ。たとえばアップルのiTunes StoreはこのためAmazonにライセンス料を支払っている。Amazonは世界を制したが、今ひとつリスペクトを集めていない。しかし通販の世界で圧倒的な成功を収めたのも事実である。

ベゾスは高校時代は宇宙工学にとても興味があり、プリンストン大学でもそのために物理学をやるつもりだった。だが頭脳に自信があったベゾスでも、プリンストンでは上には上がいると思い、物理学で頂点は極められないと悟ったらしい。プリンストンではコンピューターサイエンスを専攻し、プログラマーとしての才能を芽吹かせる。ベゾスは大学を卒業してからプログラマーとして就職しており、かなり凄腕だったとされる。プログラムの能力だけでなく、全体のマネジメントを任されることも多かった。あちこち転職するが、どこでも成功した。ラリー・ペイジがグーグルをプログラムしたとか、ザッカーバーグがFacebookをプログラムしたとか、そういう印象的な逸話はない。Amazonを起業した時は、初期のプログラムを社員二人と共に書いているが、単純なサイトという印象があるだけに、あまり鮮烈ではない(と思われてしまうのだろう)。

ベゾスの母親は10代でベゾスを身ごもり結婚したが、すぐに離婚している。その後、母親が再婚し、ベゾスは義理の父親に育てられることになる。ベゾスは実父については全然知らないそうだが、ここには屈託がない。ジョブズが「捨て子」としてトラウマを負っていたのとは対照的である。もちろんベゾスは母親が実母なので、ジョブズとは状況が違う。

本書で繰り返し強調されるのはベゾスの頭の良さと、そして頭のよい人間を採用したいという志である。採用時には大学進学適性試験(SAT)と大学時代の学業成績(GPA)のスコアを重視する。学歴重視はグーグルの文化と共通するものがある。ベゾスは妻を選ぶ時も、頭の良さを最重要視したそうだ。







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