2013.07.04
有村さんはヨシナガを見習うべきだ
ヨシナガはstudygiftの坂口綾優と一緒に住んでいて、「ルームシェア」と表現していたが、それを忘れかけていた頃に原哲夫の妻と「結婚」である。ともかく女が絶えないようである。今回の「結婚」にしても、たぶん一時的な熱狂であり、また別の女とくっつくと思われる。
家入一真は現代のカラマーゾフである。彼が酒場でコニャックを飲んでいる間に、その周辺で女は次々と孕む。理想や夢想の介在する余地はなく、ただ肉だけが存在しているのだ。タンパク質の固まりが街を練り歩いている。これはロシア文学である。原哲夫は奇しくも、その文学の登場人物になってしまったのだ。カラマーゾフの餌食となるために世界に配置され、蹂躙され奪い取られたのだ。原哲夫が円錐角膜という病気で視力が危ぶまれているのも文学的な暗示のような気がしてならない。
その一方、このような肉体的な文学から程遠い人物もいる。鹿島田のゴミ屋敷で白馬に乗ったお姫様を待ち続けている34歳の童貞オヤジがいる。われらが愛すべき有村悠さんである。性欲がないわけではなく、むしろ性欲はヨシナガを凌駕するが、悪しき理想主義者であり、現実世界から常に隔たっている。性欲の強さをこじらせた結果、空想の世界だけに生きることを選んだのだ。
10年以上前、有村さんは東大アニメ研究会の面子とカラオケに行った際に、片想いしていた後輩と二人きりになる機会を作った。そして告白したのである。玉砕覚悟ではなく、好意を持たれているという手応えがあったようである。しかし、すべては夢想であった。交際を断られるだけでなく、その後輩から「空気が読めない」となじられ面子が丸潰れになったのである。そのみっともない事件から大学にも行けなくなり、引き籠もった。大学も中退した。国士舘や拓殖大学ではない。東京大学の学生が、このようなつまらない理由で退学したのだ。
その少女は、東大に入れる頭脳があり、アニメに理解があり、年下で若かった。どうせそばかすだらけの眼鏡女だろうが、有村さんの目には天使に見えたのだろう。少なくとも彼の目の前には理想的な美少女として現れた。生意気な女のようだが、有村さんには芯の強さと見えたのだろうし、高潔な魂の証だった。有村さんの理想をすべて叶えるような、そういう存在だった。
有村さんはヨシナガを見習うべきだ。有村さんが後生大事に抱えているものは、他人から見ればゴミである。たぶん有村さんは、例の後輩と恋や愛を育んで、フィアンセとして交際し、その先にようやく結ばれるという物語を信じていたのだろう。現実の女はカラマーゾフ的である。オスとメスが出会い、乳繰り合うだけである。時代錯誤な重々しい告白などいらない。手当たり次第に声を掛け、意気投合すれば酒でも飲みに行って、流れで一発やればいい。やった後に、ようやく後付けで愛とか言い添えて、あわただしく体裁を整えるのだ。ヨシナガはそうしている。有村さんはそれを見習わなければならない。
ホリエモンは学習院の女と付き合っていた。今はおばさんだが、若い頃は金持ちの娘らしく可愛い女だ。ホリエモンはその女の父親に600万円出資させ、オン・ザ・エッヂを設立したのだ。(確かその後も追加で出資して貰っているはずだ)。株式公開の直前にホリエモンはその女と切れており、出資させた分の株式は五億円で買い取っている。それからホリエモンは他の女と何となく付き合いデキ婚している。その後は離婚だ。メディアの寵児になったホリエモンが六本木ヒルズを拠点に贅沢の限りを尽くしたあたりはみなさんご存じだろう。そして刑務所にも入った。ホリエモンも女が絶えないが、決して女に幻想は持っていない。いつの間にか寝ているのだ。
有村さんが世俗から超越した賢者として生きているなら何も文句はないのだが、いろいろこじらせた結果、年端もいかない少女の画像や映像を蒐集し悶々としている毎日を送っている。女への欲望を昇華出来なかったので、明らかな退行現象が起こっているのだ。ヨシナガのように大人の女のケツを追いかけ回してる分にはいいが、有村さんは自閉的な世界観から(世俗の穢れを知らない)無垢な少女を求めているのである。有村さんがアニメ監督を目指したのも、そのような性癖をカモフラージュできる職業と考えたからだ。
わたしは有村さんくらいに真面目な人間を見たことがない。だが、道を踏み外した結果、加藤智大に共感するような内面性を育んだのだ。ニヒリズムに陥った人間特有の世界観だ。有村さんは根が真面目だから、加藤が秋葉原で暴れ回ったことをそのまま模倣はせず、ネットで実名顔写真を晒して不穏な暴言を吐くことを繰り返した。これはある種の代理満足といえるので、加藤智大的な行動は回避されたかもしれない。だが、女にしか価値を見いだせないという部分はまったく変わっておらず、リビドーを昇華出来ていないのだ。これに関しても宮崎勤になる代わりに、少女の画像や動画を大量に蒐集することで代理満足を得ている格好と言えるが、これ自体が法改正によって近いうちに犯罪になる。それに、代理満足だけで満ち足りているわけでもなさそうだ。
男は誰でも本音では10代の少女が好きなのだが、普通はそのようなイノセントな願望は昇華しているのである。目標を目指して頑張っていれば、ある程度性欲は昇華され、それなりに成熟した大人の女性が魅力的に思えてくるのだ。それは決して、理想的なお姫様ではない。現実に密着した結果、現実相応の相手に出会うのである。せっかく東大に入ったのに、知性という高みを目指すことが出来なかったのが有村さんの悲しいところである。
家入一真は現代のカラマーゾフである。彼が酒場でコニャックを飲んでいる間に、その周辺で女は次々と孕む。理想や夢想の介在する余地はなく、ただ肉だけが存在しているのだ。タンパク質の固まりが街を練り歩いている。これはロシア文学である。原哲夫は奇しくも、その文学の登場人物になってしまったのだ。カラマーゾフの餌食となるために世界に配置され、蹂躙され奪い取られたのだ。原哲夫が円錐角膜という病気で視力が危ぶまれているのも文学的な暗示のような気がしてならない。
その一方、このような肉体的な文学から程遠い人物もいる。鹿島田のゴミ屋敷で白馬に乗ったお姫様を待ち続けている34歳の童貞オヤジがいる。われらが愛すべき有村悠さんである。性欲がないわけではなく、むしろ性欲はヨシナガを凌駕するが、悪しき理想主義者であり、現実世界から常に隔たっている。性欲の強さをこじらせた結果、空想の世界だけに生きることを選んだのだ。
10年以上前、有村さんは東大アニメ研究会の面子とカラオケに行った際に、片想いしていた後輩と二人きりになる機会を作った。そして告白したのである。玉砕覚悟ではなく、好意を持たれているという手応えがあったようである。しかし、すべては夢想であった。交際を断られるだけでなく、その後輩から「空気が読めない」となじられ面子が丸潰れになったのである。そのみっともない事件から大学にも行けなくなり、引き籠もった。大学も中退した。国士舘や拓殖大学ではない。東京大学の学生が、このようなつまらない理由で退学したのだ。
その少女は、東大に入れる頭脳があり、アニメに理解があり、年下で若かった。どうせそばかすだらけの眼鏡女だろうが、有村さんの目には天使に見えたのだろう。少なくとも彼の目の前には理想的な美少女として現れた。生意気な女のようだが、有村さんには芯の強さと見えたのだろうし、高潔な魂の証だった。有村さんの理想をすべて叶えるような、そういう存在だった。
有村さんはヨシナガを見習うべきだ。有村さんが後生大事に抱えているものは、他人から見ればゴミである。たぶん有村さんは、例の後輩と恋や愛を育んで、フィアンセとして交際し、その先にようやく結ばれるという物語を信じていたのだろう。現実の女はカラマーゾフ的である。オスとメスが出会い、乳繰り合うだけである。時代錯誤な重々しい告白などいらない。手当たり次第に声を掛け、意気投合すれば酒でも飲みに行って、流れで一発やればいい。やった後に、ようやく後付けで愛とか言い添えて、あわただしく体裁を整えるのだ。ヨシナガはそうしている。有村さんはそれを見習わなければならない。
ホリエモンは学習院の女と付き合っていた。今はおばさんだが、若い頃は金持ちの娘らしく可愛い女だ。ホリエモンはその女の父親に600万円出資させ、オン・ザ・エッヂを設立したのだ。(確かその後も追加で出資して貰っているはずだ)。株式公開の直前にホリエモンはその女と切れており、出資させた分の株式は五億円で買い取っている。それからホリエモンは他の女と何となく付き合いデキ婚している。その後は離婚だ。メディアの寵児になったホリエモンが六本木ヒルズを拠点に贅沢の限りを尽くしたあたりはみなさんご存じだろう。そして刑務所にも入った。ホリエモンも女が絶えないが、決して女に幻想は持っていない。いつの間にか寝ているのだ。
有村さんが世俗から超越した賢者として生きているなら何も文句はないのだが、いろいろこじらせた結果、年端もいかない少女の画像や映像を蒐集し悶々としている毎日を送っている。女への欲望を昇華出来なかったので、明らかな退行現象が起こっているのだ。ヨシナガのように大人の女のケツを追いかけ回してる分にはいいが、有村さんは自閉的な世界観から(世俗の穢れを知らない)無垢な少女を求めているのである。有村さんがアニメ監督を目指したのも、そのような性癖をカモフラージュできる職業と考えたからだ。
わたしは有村さんくらいに真面目な人間を見たことがない。だが、道を踏み外した結果、加藤智大に共感するような内面性を育んだのだ。ニヒリズムに陥った人間特有の世界観だ。有村さんは根が真面目だから、加藤が秋葉原で暴れ回ったことをそのまま模倣はせず、ネットで実名顔写真を晒して不穏な暴言を吐くことを繰り返した。これはある種の代理満足といえるので、加藤智大的な行動は回避されたかもしれない。だが、女にしか価値を見いだせないという部分はまったく変わっておらず、リビドーを昇華出来ていないのだ。これに関しても宮崎勤になる代わりに、少女の画像や動画を大量に蒐集することで代理満足を得ている格好と言えるが、これ自体が法改正によって近いうちに犯罪になる。それに、代理満足だけで満ち足りているわけでもなさそうだ。
男は誰でも本音では10代の少女が好きなのだが、普通はそのようなイノセントな願望は昇華しているのである。目標を目指して頑張っていれば、ある程度性欲は昇華され、それなりに成熟した大人の女性が魅力的に思えてくるのだ。それは決して、理想的なお姫様ではない。現実に密着した結果、現実相応の相手に出会うのである。せっかく東大に入ったのに、知性という高みを目指すことが出来なかったのが有村さんの悲しいところである。
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