完全無欠に清潔になるというのはあり得ない。
あくまで観念の問題なのである。
自分の鼻くそは汚くないが、他人の鼻くそは汚い。
これは精神的な免疫の拒絶反応である。
ジュースを飲むとして、ペットボトルに口を何度も付けるのは平気なわけである。
ペットボトルに口を付けてしばらく放置すれば、菌が繁殖するのだが、これも自分の菌だから構わないということで意に介さない。
これが、誰が飲んだかわからない飲みかけのペットボトルなら到底飲めない。

自室の本棚にある本だって、かなり汚れているはずだ。
しかし、自分が汚したのだから構わないという理屈で、新品同様に扱っているのである。
自分の菌だから汚くないという観念の問題であり、実際は自分の本も古本も大差ないのである。

自分の手垢と他人の手垢は、衛生面では大差がない。
だが精神衛生上はかなり違う。
他人の手垢が付いている古本は汚いと思うし、これを避ける人間が多いのは当然である。

同じ種類の生物であっても他人は他人なのだ。
他人が快楽を感じても、それは自分にとっては快楽ではない。
われわれに「個」があるのは、自分と他人との峻別である。







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