注意力と集中力は似ているが、あまり混同するべきではないだろう。注意力とは、集中すればいいというものではない。目配りが出来ているかどうか、が重要である。これは能力なのである。「気が利く」かどうかなのだ。これが注意力である。頑張って集中すれば気が利くというものではない。

注意力と知力はまったく別個の能力である。目配りするのは知力のやることではない。知力が高くても注意力がない人はいる。だからこそ発達障害という概念が生まれた。逆に注意力が高くても、知力に問題ありという人もたくさんいる。気が利いて目配りは出来るが、難しい話は理解できないというタイプである。どっちが優れているかはケースバイケースだが、知力と注意力はまったく別の能力であるというのは理解するべきである。

注意欠陥障害の人間は、周りを見る能力がとても貧弱なのである。注意力が高い人間は、あちこち目配りし、いろんなことが頭に入っている。それを解釈する知性はまた別問題だが、ともかく注意力が高いと、いろんなことに気が回っているわけだ。

注意欠陥障害の人間の部屋がゴミ屋敷になりやすいのは、そもそも物体の位置を把握していないからである。目配りする能力が極端に低いわけだが、努力が足りないのではなく、そもそも頭に入ってないのである。健常者であれば、周囲を自然に目配りし、自然に整理整頓するものだが、注意欠陥障害は目配り自体が出来ないので、端的に言えばガサツであり、障害者なのである。

「目配り」と書いたが、これはもちろん視力の問題ではない。周辺世界に気を配って、理解しているかどうかの問題である。視力が悪くても、注意力があれば、周りはちゃんと見えている。視力が2.0でも、注意力がないと、目配りする脳の機能に欠陥があるので、状況とか文脈に音痴であり、まったく気が利かないということになる。

そういうわけなので、注意力と集中力は違うのだ。たとえば睡眠不足で集中力に欠けていると周りが見えないこともあるが、普通に頭がスッキリすれば元に戻る。注意欠陥は、いくら睡眠を取ろうが、視力が2.0あろうが、目配りが出来ないのである。







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