われわれは、現在の世の中に生きないといけない。これが時代性である。100年待っていれば自分の望む世界になるとしても、100年間座って待っているわけにはいかない。人間の寿命は短いし、(たとえ寿命が延びても)若さの有限性は変わらない。10年待ってるだけでも、その機会損失は決定的である。だから現在この瞬間の時代性に乗っかるしかないのである。

コールドスリープの実用化は極めて困難とされる。同じ遺伝子のクローン(つまり自分の一卵性双生児)を作るのはすでに羊で可能であるし、近い未来は人間でも容易いだろうが、出来上がった脳の状態をそのまま維持するのは無理そうである。今の自分を破棄して、クローン(一卵性双生児)で人生やり直すというのは、要は他人であり、ほとんど意味がない。

この現在をスルーして、未来に生きるというのは、現段階で無理だし、技術が進歩しても不可能だと思われる。万が一コールドスリープがあるなら、ずっと寝ていて、よい社会になったら起き上がるのもいいが、それは出来そうにない。
人間は「寝だめ」も出来ない。短いスパンならまだしも、これまでの人生たくさん寝ていたから、これからの人生はいくら徹夜しても平気ということはない。時間から退却することは出来ないのである。10年間孤島の山奥で隠棲したら、それは10年経過して年を食うだけである。10年間貯金したことにはならない。

仮に人間が不老不死だとしたら、「今の時代はスルーしておくわ」ということで隠棲するのがデフォになるのではなかろうか。不老不死なら「この時代はスルー」という選択をしても問題がない。だが、われわれはとても短い寿命しか与えられていない。時間を無駄にするのは、恐ろしい機会損失だ。時代をスルーしていたらすぐに老いて死んでしまうのだ。だから人々は時間を無駄にすまいと、その時代にしがみつき、そこで生き残ろうとするのである。







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