https://twitter.com/hazuma/status/412268338769694721
震災後、ぼくは一種の麻痺状態にあった。仕事に自信がなくなったし、若手がやりたいのであればなんでもいいという冷笑状態にもあった。しかしフクイチ本出版で心に区切りができた。批判を怖れずに信念を表明しようと思う。いまの若手ゼロ年代は堕落している。ゼロ年代思想は本流を取り戻すべき。


東浩紀が宇野常寛と袂を分かったのは、宇野が勝手に自意識をこじらせた側面が大きく、東の意図ではない。宇野がかなりの運動音痴であることは本人も認めており、挙動不審な動作や喋り方も含め、典型的なオタクなのだが、(顔はマズイにしても)長身でスタイルも悪くない。宇野の自意識だと、自分は(他のオタクとは違って)イケてると思っているようだ。かつての教養主義は旧制高校のエリートが童貞をこじらせた文化であり、婚前交渉の禁止が徹底されていた時代において精神愛を求める欲求が、哲学書を読んで人生を考える流行を生んだのだが、この2013年という時代は真逆であり、教養主義における人格形成など誰も考えておらず、岩波文庫など誰も読まないし、どれだけ婚前交渉出来るかが人生の目的である。結婚前の女を(結婚するつもりなど毛頭無い女を)どれだけたくさん抱けるかが人生の最重要事項となっている。惑星開発委員会の頃から、宇野はどうやったら女とやれるかという視点の話が多く、(そして女とやれないオタクを馬鹿にする話が多く)、そういう反教養主義のスタンスは、ある意味時代に合っていたのだが、ともかく宇野は東から離反した。立命館大学出身の宇野だと、思想的権威として君臨するのは偏差値的に難しく、また宇野は個々の作品の論評は鋭いが、哲学的な適性も能力もないので、難解な議論になれば置いてきぼりだったと思われるし、居心地の悪さもあっただろう。宇野は長身であることを除いては完全にナード系なのだが、女に走っていたはずがAKB信者になってるし、旧制高校の若者とは別の次元の悩みがあるようだ。本来的には思想書に齧り付いているタイプの人間なのだろうが、教養主義も衰退しているし、立命館では知識人として厳しいので、アイデンティティの拠り所がないようだ。

そうやって宇野が病んで離反してから、東浩紀は津田大介とつるむようになったのだが、これは文学部衰退と教養主義が絶滅した時代風潮の中で、新しい市場開拓の意図があったと思われる。東浩紀なりのリベラルアーツの再編だったのだ。津田大介は注意力が高いので対人的な聡明さはあるのだが、決して知力が高いわけではないので、この路線は哲学オタクの切り捨てだった。ハイデガーやカントを普通に読めるレベルの人だと、津田大介というだけで眉を八の字にせざるを得ないだろうが、東浩紀はそれも折り込み済みで哲学オタクを切り捨て、転向したのだ。

昨日あたりのツイートを見ていると、東浩紀は浅田彰をゲンロンカフェに呼びたがっているようである。宇野周辺への批判もしていくようだし、見捨てたはずの思想分野への回帰ということのようだ。浅田彰は経済学が出来ないのに京大経済学部助教授になった(1989年)人間であり、常識ではあり得ないポストを得たのだが、これは教養人である浅田彰が過大評価されたからである。思想書である「構造と力」が異例のベストセラーになったので、その著者である浅田を持ち上げて、教養主義の再興を図ったのだ。京大で数学の森教授と言えば、現在ではフィールズ賞の森重文だが、浅田がブームだった当時は、森毅である。森毅の方はフィールズ賞もらうどころか、まともに数学出来るのか怪しいレベルの人間だが、いろいろ多彩な教養人で文化人であった。浅田が(経済学出来もしないのに)京大経済学部助教授になれたのは森毅が推したからという話もある。浅田彰はずっと京大に居座るのかと思ったら、2008年に京大准教授をやめたようである。京都造形芸術大学大学院院長に転身したようだ。すっかり過去の人なので、近況はよくわからないが、バイセクシャルを公言していたから、おそらくは独身だろう。浅田彰は語学の才に長けており、ドイツ語やフランス語の本を原書で軽々と読みこなすという理由で過大評価されたのだが、教養人は教養人にしか過ぎず、経済学をやらせてみれば単なる無能というのを露呈したわけだ。大学生の半数以上が推薦入学・AO入試の御時世だから、浅田のような偏差値エリートが憧れの対象になる時代でもあるまい。そもそも経済学者として失敗したことでカリスマ性など一滴も残ってないはずだが、東浩紀としては浅田彰くらいしか引き出しがないのだろう。







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