著作権切れの本が読み放題の時代が来たかと思えば、全然そうではなかった。
電子書籍化するのはなかなか大変であり、やる人がいないようだ。
青空文庫では校正者が不足しているらしい。
入力者よりは校正者の方が楽なように思えるが、失敗が許されない最終チェックならではのストレスもあるのだろう。
青空文庫側で底本が用意できない場合もあると思われる。
ともかく青空文庫化されるには、入力者と校正者が必要なので、奇特な人が二人いないと駄目という問題があり、著作権切れの本が大量に出回ることは無さそうだ。

徳富蘇峰の「近世日本国民史」を先日kindleで一冊だけ購入したのだが、内容は読み応えがあり面白いながらも、画像スキャンだった。
kindleでこういうのは初めて体験した。
スキャンの画質は普通で、読むのに支障はないが、あまり綺麗とも言えない。
講談社で525円の提供で、現在は30パーセントのポイントが付く。
厚い本が350円と考えると安いのだが、著作権切れの本である。
画像だとファイルサイズも大きいから、タブレット的にはきつい。
ただ、あくまでアマゾンのアカウントに紐付けされているから、読む時にダウンロードして、読み終わったら端末から消せばいい。
再読したければダウンロードしなおせばいいだけだ。

この徳富蘇峰の本が青空文庫で読めるのがいつかというと、かなり先になりそうだ。
現在四冊の本が入力済みだが、いずれも校正待ちである。
そのうち二冊は2008年に入力されているのだ。
徳富蘇峰の「近世日本国民史」(全100冊)が青空文庫で読めるのは未来永劫なさそうな雰囲気である。

それに加えて「近世日本国民史」固有の問題としては、徳富蘇峰の死後に平泉澄(1984年死去)が校訂していることである。
校訂に著作権が発生するのかという難しい問題がある。
慶應大学法科大学院の石岡克俊准教授がこの問題を取り上げており、「校訂」の著作権法における位置
http://www.sanken.keio.ac.jp/publication/KEO-dp/116/KEODP116.pdf
という文章はネットで読める。
あまり白黒言えないようであるが、グレーゾーンではあるので、出さない方が無難であるようだ。
青空文庫はグレーゾーンと感じたら出さないようである。
「近世日本国民史」は執筆者の徳富蘇峰の著作権は切れているが、校訂者の著作権が残っているため、青空文庫にはならないという判断でいいだろう。

「近世日本国民史」は国会図書館のサイトで(もちろん無料で)画像スキャンが読めるのだが、20ページずつしかダウンロードできず、画質も悪いので、パソコンでの閲覧ならまだしも、タブレットで読むとなると使い勝手はかなり悪い。
国会図書館の公開データは(閲覧性が最悪ながら)宝の山とも言えるので、これをフォルダにまとめて読みやすく整理して、P2Pで共有するべきだと思うのだが、津田大介という馬鹿が違法な使い方を広めたので、P2Pが死んでしまった。
津田にどれだけ影響力があっても知能不足で役に立たないひとつの事例である。
P2P擁護するなら、国会図書館の膨大なデータの交換というのは大義名分としてよいはずだと思うのだが、津田はそれに思い当たらない。
注意力が高くて気が回るタイプのくせして、教養不足で頭が回らないようである。
ロンブー淳と同じタイプの人間だ。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

ukdata

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング