佐村河内守の件はNHKの取材力不足とも言えるが、経歴を疑ったら失礼という風潮の問題でもある。佐村河内守は譜面を書いている場面を取材させなかったし、奇跡の詩人も検証には協力しないと言い張っていた。NHK批判は、詐称が発覚したからこそ出来る問題である。
ゴーストライターの告発がなければ、佐村河内守に「本当は聞こえてるんじゃないの」と疑いを掛けるのは名誉毀損になりうる。
たとえば辻井伸行が本当は目が見えるという可能性だって0ではない。辻井伸行の場合、明らかに眼球が小さいので、先天的な視力障害は疑う余地が無いが、うっすらと見えている可能性だって無くはない。しかし、辻井伸行のドキュメンタリーを作るとして、「本当に完全な全盲なのか」と検証するとしたら、かなり失礼であり、デリケートな問題になるだろう。

ブロガー界隈でも、切込隊長の100億円資産という問題がある。この件では、2ちゃんねるの書き込みが名誉毀損だとして西村博之が訴えられ、西村が敗訴している。賠償金は80万円だ。
上杉隆が盗用したとして問題になった時は池田信夫が訴えられた。

フィギュアスケートの織田信成が信長の子孫だというのは、おそらく信成の祖父が詐称したものだと思われるが、これに関しても、まともに検証されていない。いずれにせよ、信長の末裔という証拠はまったく無いようだ。
武田アンリというモデルが武田信玄の末裔を名乗っていたが、万引で逮捕された。

基本的に「検証には協力しない」という姿勢は真っ当らしい。
疑われるのは心外だと胸を張りながら非協力を宣言するのである。
何にせよ、他人の設定に疑いを掛けると、名誉毀損で訴えられるリスクは確実にあり、敗訴することだってあり得る。
経歴が権威となっている場合には、それを証明する義務があるのではないか、とも思うが、いろいろな事例を見ると、「疑うなんて失礼な」という態度で通ってしまうようだ。人を疑うのは犯罪レベルの行為らしい。

そしてSTAP細胞問題。
小保方晴子は理系科目が苦手ながら理系の研究を目指し、その意欲が買われて早稲田大学理工学部にAO入試で入った。
STAP細胞が本当ならノーベル賞に値するのだが、今のところ、再現したという報告がないため、怪しいという話が出始めている。
これに関しては小保方晴子の側に証明する義務があり、それが出来なければ捏造となる。
「自分の話は真実だが検証には協力しない」という姿勢で切り抜けることは出来ない。







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