経歴詐称や捏造が発覚すると、二種類の人が現れる。まずはそれ見たことかと糾弾する人間だ。もう一方は、信仰を続けたい人である。この争いが起こるのが定番なのである。小保方晴子に関しても、AO入試からノーベル賞という文脈で賛美されていたから、AOに反感を持つ人は叩きまくるし、AO大好きな人は、AOからノーベル賞という夢を信じ続けるために、激しい抵抗をする。今日の日本では過半数の大学生が、AO/推薦であり、一般入試は半分以下だ。一般入試の入学者が減り続ける時代の中で今回の事件は起きたのである。

詐称や捏造は物語として夢があるのである。そして捏造発覚は自分が託してきた夢が壊れる事件である。自分の憧れの人が、実は不正をしていたというのはショッキングだ。詐称や捏造をする人間は、人格障害の傾向があり、自分で自分の誇大妄想に取り憑かれているから、カリスマ性がすごいし、信じてしまった人は、文字通り信者となるわけで、その信仰を守りたがる。

小保方に関して言えば、偏差値エリートでないというところが肝心だった。超インテリがノーベル賞クラスの発見をしたのではなく、早稲田の一般入試すら厳しいレベルの人間が発見したというのがソーシャルスキル信仰の強い人に勇気を与えたのだ。

最近の日本人は、ES細胞を捏造した黄教授のメンタリティーになっている。韓国が二流国で日本が一流国であったのは、正直さであった。日韓ワールドカップの時に、韓国国民は不自然な審判と共に勝ち進みながら熱狂したのである。正直を是とする日本人はそれに唖然としたわけだ。だが、あれから10年経って、日本でも正直はずいぶん嫌われるようになった。審判を買収して勝ち進むようなやり方が、日本人の基本となったのである。黄教授みたいなのが次々と出てくる状態になったのだ。

ソーシャルスキルは才能だが、本人しか得をしない。だから世渡り上手は蔑まれてきたのに、婚前交渉が人生最大の目標となった現在では、スーパースターとなったのである。ロンブー淳がいろんな女とやりまくっても、淳以外誰も得をしないのだが、この時代の勝ち組として評価されるのである。自分が勝てばいいという新自由主義の行き過ぎなのである。

ソーシャルスキルでノーベル賞を取れるなら、それは素晴らしいことだし、巨大産業を生むわけである。しかし、コミュ強は自分が得することしか考えないから、嘘の論文で予算を掠め取るとか、そういう方向に行くのである。AOで一流大学に入るというのは、日韓ワールドカップで勝ち進んだ韓国と同レベルである。とはいえ、新自由主義は止めようが無く、黄教授や小保方のような人間が勝ち続けるのだろう。競争原理は、競い合うことで全体を底上げしてこそ意味がある。ソーシャルスキルで競い合うのは、勝者しか得をしない。この種の人間は、どんなに勝とうとも、泥棒男爵と呼ばれるしかない。







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