グーグルと言えば、世界的な検索エンジンである。
それ以上に、世界的な広告代理店である。
機械的に広告を出しているから「代理店」という表現がふさわしいかわからないが、ともかくグーグルの収益の大半が、広告事業である。
グーグルアドセンスとグーグルアドワーズでの売り上げは世界全体で年間三兆円である。

ここで問題となるのが、まとめブログである。
なにしろグーグルアドセンスの規約違反となるサイトが検索エンジン上位を独占してしまったのである。
規約にこだわって、まとめブログのアドセンスを禁じるとなれば、少なくともグーグル日本法人は真っ青になるだろう。
グーグルの広告はアドワーズ(検索結果に応じて出る広告)が七割とされるので、アドセンス(ブログに貼る広告)の比重は小さめだが、とはいえ、世界で年間三兆円のビジネスだから、まとめブログのアドセンスを拒否するとなると、日本法人はかなりの売り上げ低下になる。
ライブドアがまとめブログにプレミアムアドセンスを又貸しするのは、グーグルが認めていると思われるが、これは商売として当然の措置なのだろう。

グーグルはNAVERまとめに関しては、いろいろ話し合った結果、プレミアムアドセンスの使用を認めないことにした。
不特定多数が編集するため、管理仕切れないのだろう。
またNAVERまとめは検索結果にズラズラ並ぶわけではない。
検索すると、たいてい1ページ目にNAVERまとめが出てくるが、あくまで一件である。
同じドメインがズラズラと並ばない仕様になっているからだ。
それに対してまとめブログは個々のドメインが全部違うから、似たようなブログがズラズラと並ぶことになる。

グーグルは零細ブログのSEOをことごとく弾く技術があり、もはやSEO業者が成立しないくらいである。
だが、大手同士が連合すると弾かないし、一日に50くらいのゴミ記事を量産しても何とも言われない。

ブロガーからキュレーターに覇権が移動している時代である。
2ちゃんねるのレスから作られたまとめを弾くべきとは言わないが、ズラズラ並んでいる状態を本当はどうにかするべきだろう。
過去にはツイッターが検索上位にくる問題があったが、それは対策された。
これはツイッターが世界的なサービスだからである。
2ちゃんねるまとめブログは日本だけの問題なので、これは弾かれないし、グーグル日本法人も、ライブドアがプレミアムアドセンスを又貸しするのを認めざるを得ないのだ。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

ukdata

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング