金持ちが金を稼ぎまくれば、必ず貧困層にも金が回って豊かになるという意見がある。
いわゆるトリクルダウン理論である。
竹中直純は東京プラスと未来検索ブラジルの取締役であり、ニワンゴ設立時の取締役でもある。
おそらくはソーシャルスキルの天才である。
かなり多くの会社の取締役をやってるから、人たらしの能力は桁外れであろうし、度外れに目ざといタイプだと思われる。
竹中直純は渋谷の麻生邸の近くに住んでいる。
出身は福井であり、実家はあまり金持ちそうでもないから、まさに成り上がったのである。
トリクルダウン理論に従うなら、竹中直純が稼げば稼ぐほど貧困層も豊かになるはずである。
だが竹中直純という人脈の天才の恩恵を受けているのは、竹中直純周辺に限られる。
普通のネットユーザーから見れば、未来検索ブラジルの活動に困っているわけだ。
竹中直純の周辺に富が集中しているだけで、それが吐き出されてこない状態と考えた方がいいだろう。

今日においてSEO業者は死んだ。
主流であるのは人脈SEOである。
日本で言えば、人脈SEOを始めたのはAMN(アジャイルメディアネットワーク)である。
ブロガー交流会で、直接的な繋がりを作るのが最強のSEOだと気づき、それを実行したのである。
アルファブロガーという惹句で二束三文のライターをスターにした。
まとめブログが流行るまではネタフルのゴミ記事が必ず一ページ目に来ていたのである。

ソーシャルスキルとは、要は内面と外面の接触の問題である。
内面世界に沈潜している人間は自閉であり、逆に、打てば響くように外界との通気がいい人間は、ソーシャルスキルが高いのである。
この通気性で本人が得をするのは言うまでもないのだが、果たして(トリクルダウン的に)赤の他人にまで恩恵があるのはわからない。
たとえば竹中直純が任天堂に入社したら、本人は出世し栄達を極めること間違いないが、それによって任天堂の業績が上がるかは疑問である。

人脈SEOの覇権はAMNから未来検索ブラジルに移行したが、単にグーグルの一ページ目をゴミで埋める作業を争っているだけである。
今日のネットにおいては、グーグルの一ページ目に載ることが最重要課題である。
グーグルの一ページ目を支配できれば、ネットメディアを支配したことになる。
この「グーグルの一ページ目を奪い合う」というゲームは、まさにゼロサムであるし、人脈SEOの発達により、われわれネットユーザーは、他人の縁故を見せられているだけという状態に置かれているのである。

いずれにせよ、たまたま竹中直純を俎上に挙げてみただけで、今後も人脈SEOの本質は変わらない。
ネットで自分を売り込みブロガー交流会などで顔を繋げば、評価に値しない記事でも稼げるというのをAMNが広めたので、そういうマーケティング技術がこれからも発達し続ける。
Jim体制が長期的に維持されるなら、西村周辺は退潮の憂き目に遭うだろうが、また別の人脈集団がグーグルの一ページ目を支配するだけである。







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