三浦カズがいた頃は、サッカーは国民的行事だった。たぶん今度のワールドカップは国民的行事ではなく、サッカーファンだけが見る大会になるだろう。本田と香川がスーパースターに見えるのが、サッカーファンの条件なのである。マクドナルドのハンバーガーを「うまいうまい」と食える味覚音痴しか、本田と香川のプレーは味わえないだろう。美食家なら嘔吐して吐瀉物として吐き出す食べ物を平気で食えるのがサッカーファンである。マー君と激突したら紙細工のようにペラペラと飛んでいくような体躯の男が、両腕に高級腕時計をはめて力こぶを作り、アポロンの彫像のように崇められている。

過去のワールドカップは生きるか死ぬかの戦いであったが、ザッケローニという監督はどうも不自然である。日本が惨敗したとして、ザッケローニが目を真っ赤にして唇をわなわなと震わせる光景は想像しがたい。負けて平然としてるのもまずいから、一芝居打って悔しがってみせるかもしれないが、本当は勝ち負けなどどうでもいいというサバサバしたオーラがある。負けたら面子を潰され顔に泥を塗られ、大将として斬首されたような、そんな表情を見せるのが普通なのに、ザッケローニは負けても笑顔だ。勝っても負けても、彼の尊厳に無関係らしいのだ。ザッケローニは勝敗に自分の面子を賭けてない。ザッケローニは協会の意向に唯々諾々と従っているし、これから真剣勝負が始まるとは思えないぬるさである。戦場に赴き大将首を賭けて決戦に挑むという緊迫感がまったくないのである。

岡田監督やトルシエは、三浦カズでも中村俊輔でも平気で外していたから、ザッケローニはとても奇妙に思える。本田はつい最近バセドウ病になったのではなく、一年半前に発覚したわけである。それにも関わらず、ザッケローニは本田がいることが大前提のチームを作った。本田を外すにも外せないようにしたのだ。またACミランに本田を推薦したのもザッケローニである。バセドウ病患者のうち目に症状が出るのは半数くらいだが、本田は明らかに眼球突出しており、ボールの動きが見えてない様子が窺え、(バセドウ病特有の複視で)ボールが二重に見えている疑いも濃いから、サッカー選手としては致命的である。

このザッケローニという監督は、ワールドカップで惨敗して監督としての経歴に傷が付いても意に介さないようだ。CMにたくさん出ている選手を尊重し、サッカービジネスに最大限配慮しているのである。ザッケローニという人物は、(岡田監督やトルシエとは違い)完全にサッカービジネスに取り込まれている。トルシエはマーケティング優先のやり方をスターシステムと繰り返し批判し、当てつけのように中村俊輔を外すことさえ断行したが、これは監督として何が何でも勝ちたいという執念があったからである。ザッケローニはマーケティングに協力的なので、なにか怪しげである。トルシエが頑として拒絶したスターシステムをザッケローニはすんなり受容しているので、なにかキックバックがあるのかと邪推したくもなる。ザッケローニの勝っても負けてもどうでもいいというサバサバした態度は、今までまったくいなかったタイプであり、極めて特異と言える。ジーコは負けず嫌いを剥き出しにし、晒し首のようになって日本を去っていったが、ザッケローニの四年間で、代表が勝っても負けてもどうでもいいという空気になった。

これから行われるワールドカップも、キリンカップくらいの重みしか感じられない。ザッケローニの四年間で、サッカービジネスは拡大したが、国民的にはしらけている。本田の体力面はともかく、ボールが見えてない(ボールが二重に見えている)と思われるプレーが多々あるのに試合に出るのは無理がある。サッカー協会は本田の視力検査や視野検査もしてないのだろう。中田英寿みたいに実力で地位を築いたわけではないから、ミラン入団もAO入学みたいなものだし、惨敗後はお得意の自己アピールで美談にするのだろう。







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