一定以上の規模の企業は有価証券報告書が義務づけられているので、それを読んでみた。
以前はガーラという会社が2ちゃんねるのデータを扱っていたわけである。

時間的な順序通りに記すれば以下のようになる。

たぶん2003年頃、ガーラと未来検索ブラジルが契約
2005年8月、ガーラと電通が組んで「電通バズリサーチ」を始める。
2005年11月、オプトがホットリンクを買収
2006年、電通がオプトに出資し始める
2007年12月、ガーラがガーラバズという会社を作る。電通バズリサーチのための子会社だと思われる。
2008年3月、「電通バズリサーチ」はホットリンクに事業譲渡。
2012年5月、ホットリンクがガーラバズを買収(ガーラバズと電通バズリサーチの一体化)。


2009年の電通のプレスリリースを見ると電通バズリサーチは2ちゃんねるも対象に含んでいることになっている。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2009061-0924.pdf
検索対象のブログ数拡大
主要ブログポータル・掲示板計23サイト(2ちゃんねるを含む)に加え、影響力の大きな独自ドメインブログ計100サイト以上を新たに検索対象として追加した。


ホットリンクの有価証券報告書では、2012年5月に未来検索ブラジルと契約したことになっている。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2033610
2ちゃんねるサイトを運営する東京プラス株式会社及び有限会社未来検索ブラジルと2ちゃんねるサイトの掲載情報に関し独占商用利用許諾契約の締結を得る(個人向けサービスは含まれない)

ホットリンクがガーラバズを吸収したのも2012年5月なので、おそらく契約を結び直したものだと想像される。

2014年1月にオプトはホットリンクの株を大量売却したので、現在では七パーセントしか持っていない。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2033610
当事業年度末現在において主要株主である株式会社オプトは、平成26年1月16日付で変更報告書を関東財務局に提出し、平成26年1月10日現在で所有株式数が135,700株、発行済株式総数に対する所有株式数の割合が7.0%となり主要株主ではなくなりました。

ホットリンクはオプトの連結子会社だったが、この時点から(もしくはこれより少し前から)連結子会社ではなくなった。

http://www.gala.jp/pdf/pr_20120425.pdf
ガーラバズが譲渡された時の2012年4月のニュースリリースを見ると、ホットリンクの株主構成はオプトが74.40パーセント。内山幸樹が19.80パーセントになっている。

http://www.opt.ne.jp/files/topics/2251.pdf
オプトの2013年の有価証券報告書を見ると、連結子会社の欄にも持分法適用会社の欄にもホットリンクの名前はない。

オプトの筆頭株主は最近まで電通メディアホールディングスだったが、現在は18.82パーセントで二位となっている。
電通はオプト株の34.83パーセントを持っていたこともあるから、それよりはずいぶん減っているが、未だに大株主なのは確かである。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2060929
電通の有価証券報告書によれば、オプトは連結子会社ではないが、持分法適用関連会社と扱われている。

前述のように、オプトがホットリンク株を大量売却したので、オプトとホットリンクの繋がりはかなり薄くなったし、たぶん電通がホットリンクの株を持ったことはないと思うので、「電通バズリサーチ」の業務提携が残るだけである。
もはやホットリンクは電通の孫会社ではない、と推察される。


以下はこの記事を書く際に書き留めたメモの羅列。
これは細々とした内容なので、読まなくていいです。


■ガーラの有価証券報告書を読んでみた。

平成17年(2005年)の時点。
http://www.gala.jp/pdf/12yuho.pdf
平成17年3月31日現在。
この時点で電通はガーラの株をまったく持っていない。
電通への売掛金があるので取引はある模様。
また未来検索ブラジルへの買掛金があるので、契約の相手は未来検索ブラジルである。

平成18年(2006年)。
http://www.gala.jp/pdf/13yuho.pdf
平成18年3月31日現在。
電通はガーラの株を785持っており、発行済株式総数に対する所有株式数の割合は1.30パーセントである。

平成19年(2007年)。
http://www.gala.jp/pdf/yuho_14.pdf
平成19年3月31日現在。
電通が785株。これは前年度と変わらず。全体での比率は1.21パーセントである。

平成20年(2008年)。
http://www.gala.jp/pdf/yuho_15.pdf
平成20年3月31日現在。
電通は785株で変わらず。全体での比率は1.11パーセント。

平成21年(2009年)
http://www.gala.jp/pdf/yuho_16.pdf
平成21年3月31日現在。
ここで電通の名前が株主から消えている。


■オプトの有価証券報告書を読んでみた。

平成17年(2005年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/766.pdf
電通の名前は株主の中にない。
この時点でホットリンクは子会社。
平成17年5月にホットリンクを買収して子会社にしたと書いてある。
オプトはホットリンクの議決権の55.5パーセントを持つ。

平成18年(2006年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/750.pdf
平成18年12月31日現在。
電通が6500株を所有。全体の5.09パーセント。
ここでは平成17年11月にオプトがホットリンクを買収したことになっている。
オプトの議決権は60.6パーセント。

平成19年(2007年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/1645.pdf
平成19年12月31日現在。
電通が25000株を所有。全体の16.86パーセント。
オプトのホットリンクの議決権は59.6パーセント。

平成20年(2008年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/1643.pdf
平成20年12月31日現在。
電通が52000株を所有。全体の34.83パーセントで筆頭株主に。
オプトのホットリンクの議決権は59.6パーセント。

平成21年(2009年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/712.pdf
平成21年12月31日現在。
電通が52000株を所有。全体の34.82パーセントで筆頭株主。
オプトのホットリンクへの議決権は59.6パーセント。

平成22年(2010年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/1006.pdf
平成22年12月31日現在。
電通から電通デジタルホールディングスに持ち主が変わっている。
30495株を所有。全体の20.42パーセントで筆頭株主。
オプトのホットリンクへの議決権は59.6パーセント。

平成23年(2011年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/994.pdf
平成23年12月31日現在。
電通デジタルホールディングスが30495株を所有。20.42パーセントで筆頭株主。
オプトのホットリンクへの議決権は74.3パーセント。

平成24年(2012年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/689.pdf
平成24年12月31日現在。
電通デジタルホールディングスが30495株を所有。20.41パーセントで筆頭株主。
オプトのホットリンクへの議決権は65.6パーセント。

平成25年(2013年)。
http://www.opt.ne.jp/files/topics/2251.pdf
平成25年12月31日現在。
連結子会社からホットリンクの名前が消えている。
この年から1株が200株に分割されている。
電通デジタルホールディングスが4899000株を所有。16.38パーセントで筆頭株主。







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