蒼波純がツイッターを始めたのは2013年7月12日である。この時点では小学六年生12歳。講談社のミスidのために作られたアカウントである。この日のツイートによれば「学校では情報クラブにはいっています。パソコンのことを勉強するクラブです。でもいつも下敷き製作とかをしてるのでツイッターとかインターネットに書き込むのははじめてです」ということなので、ネット慣れしているのは母親であるようだ。本人は小学六年生にしてはじめてインターネットに書き込んだのだ。田舎(宮城県)なのでジュニアアイドルとか、そういうのには無縁であるそうだ。


https://twitter.com/junaonami/status/356240788704862209
去年、お母さんに「声優のオーディション応募しない?」と言われました。話を聞いてみたら大好きな「かんなぎ」の監督さんヤマカンさんのアニメの声優オーディションがあるって、そして審査員は私もお母さんも大好きな神前暁先生で、加藤英美里さんと共演できるって、と聞いて応募することにしました


小学五年生の時にヤマカンのwake up girlsで最終選考まで残っているそうである。

https://twitter.com/junaonami/status/356248994483146753
最終審査でもえみりんに会えなかった。山本寛監督は控室に来て声をかけてくれた、神前先生はやさしそうでした、私がお小遣いをつぎこむことになるアムネシアの脚本を書く待田堂子先生に会った。この時はよく知らなかったです。


あれだけ叩かれていた「かんなぎ」を好きだと言ってくれる小学五年生が最終選考まで残ったのに、ヤマカンが落としたのである。練習もしてないのに最終選考まで残ったということだから、なかなかセンスがありそうだが、ヤマカンに夢を砕かれたので、アイドルのオーディションに挑戦することになったそうだ。

アイドルのオーディション2つだけ受けて、と頼まれてしぶしぶ承知しました。その1個めはアイドルヲタのお母さんが一番好きな事務所スウィートパワーでした。スウィートパワーは書類は通ったのですが、電話が来て動画を送ったんだけど通過できなかったみたいです。

講談社のミスidですが、お母さんが吉田豪さんのファンで、吉田豪さんが審査員に参加というニュースを見て衝動的に応募されちゃいました。「大丈夫、通過するはずないから!」と言われました


そしていろいろあって、2013年9月、ミスid2014グランプリに選ばれる。この時点では事務所にまったく所属しておらず、芸能界で仕事をしたことが一度もない。子役と対極の小学六年生をグランプリに選んだわけである。

そして2014年4月にトップコートという事務所に所属したことが発表される。
なぜか講談社の小林Pがツイート。

https://twitter.com/mosatsu_p/status/459312201543606272
【お知らせ】ミスiD2014GP蒼波純は、杏ちゃんや佐々木希ちゃんのいる「トップコート」に所属することになりました。通常ツイッターはできなくなるのですが、ツイッターなしの蒼波純なんて。ということでフォローだけ関係者にさせていただきますが、いままで通りほぼ通常営業でツイートします!


トップコートは佐々木希をはじめとして、有名モデルや俳優が所属している。トップコート単体でも大手であるし、ナベプロ系列でもあるから、かなり有力な事務所に入ったと思われる。

アニメや声優とまったく無関係の事務所に所属したわけである。この子は知力は高そうだが、無口で引っ込み思案である。母親はネット好きでアイドルオタクらしいのだが、娘はほとんどネットをやっていない。エゴサーチ中毒のネットアイドルとはまったく別種である。他に兄弟が三人いるそうなので、それもあるだろうが、母親と娘が一卵性双生児のように連動しているタイプではない。蒼波純は本当にアニメとかが好きらしいので、声優と無関係の事務所に所属したのは何ともいえないのだが、アイドル声優というのも、平野綾ちゃんが、まるでひとりの人間が何千回も死んだかのように白眼を剥いて息絶える様子はまだ胸に迫るのであり、男性スキャンダルの問題その他なかなか難しいので、意外とファッションモデルの方がハードルが低いかもしれない。蒼波純は造形的には全然美人ではないのだが、女性なら誰でも、悪魔に魂を売り渡しても手に入れたいほどの透き通るような素肌をしているので、見映えはする。佐々木希が所属している事務所なのだから、平野綾ちゃんのスペースクラフトとは次元が違うであろうし、売れるのは間違いないのだろう。性格的に華やかなファッションの世界は向いてなさそうに見えるが、力のある事務所なので、なんとかするのだろう。ゴスロリがとても似合う女の子なので、流行のつまらない服を着せられて消費されるとすれば慚愧の念に堪えない。ダコタ・ローズみたいな白人の美少女とはまた別の次元で存在感があったのだが、たぶんnon-noとかpopteenのモデルとして今風の衣裳を身にまとうのだ。

子役とは要は児童に労働させることである。卓球の福原愛の父親は借金漬けだったから、ああやって幼い頃からテレビに出る必要があった。教育を放棄し、小学生を労働者として扱う家庭から子役は生まれる。スポーツの技術があった福原愛はまだマシだったが、そうでもなければ、単なる教育難民である。蒼波純は親のために芸能活動をする必要などまったくなく、まともな教育を受けてちゃんと育ち、まったくの道楽でアイドルをやっているのがよかったのだが、今後は「やらされてる」という感じになるかもしれない。弱小事務所でやればいいというわけではないだろうし、個人事務所も無理であろうから、無難な選択に落ち着いたのだろう。佐々木希もあれだけ容姿に恵まれているわりには、なんか活動が中途半端であるし、CMのギャラはすごいのだろうけど、今ひとつピンと来ないところがある。蒼波純は講談社ミスidのグランプリに輝いておきながら無所属のまま道楽でゆるゆると活動することも出来ないであろうし、ポップカルチャーの片隅に甘んじることなど許されず、CMで稼げるアイコンとなるようにセッティングされていく。こういう状態で声優をやっても、いかにもゴリ押しみたいだし、平野綾ちゃんの事例を思い起こすに、やらない方がいいと思われるし、たぶんやらないであろう。やったとしてもディズニー映画の吹き替えを「声優になるのが夢でした」と言いながらやる程度であろう。声オタは声優が自分たちのホームグラウンドにいることを要求するから、中途半端なことをやると顰蹙を買うだけに終わる。

あまりガツガツした欲のない母親のプロデュース能力に好感が持てただけに、色白の不思議少女として漫然とCMにたくさん出ている未来が予想されるのは何とも言えないが、アニメ界の巨人でやることなすことすべてが大当たりするヤマカンが最終選考で落としたのだから、そういう運命だったのだろう。アイドルには縁が必要なのである。その時代の中で選ばれた存在であることが大事である。そもそも何が何でも声優志望というわけでもないし、ミスidのためのキャラ設定でしかないのが実態である。色が付かない状態で声優になることが出来なかったのだから、これはならない方がよい。ミスidのグランプリを取る前に端役でもやってれば別なのだが、大手芸能事務所に入って、その後で声優を目指すというのは、声オタのアレルギー反応が予想される。現段階ならまだ知名度が高まってないので、波風を立てずに声優をやることも不可能ではないが、切支丹でないかどうか確認するために踏み絵を踏ませ続けるような人種と関わるのは、平野綾ちゃんの事例を見るに、後患や禍根を残すだけであり、綱渡りをする益がないだろう。「声優志望」としてグランプリを取ったのに声優にならないというのは釈然としないが、だからと言って、公約を果たすために無理して声優になるというのも間違いであろう。知力は高いようで、アニメ好きであるのは本当であるらしいから、中川翔子の路線が望ましいと思われるが、中川翔子がいるナベプロではなく、系列のトップコートの方に入ったので、おそらくモデルとしての活動に比重が置かれるのだろう。全盛期の広末涼子のようなオーラがあるので、CMタレントとして成功すること自体は疑いようがない。究極のアイドル声優として天意を受けこの世に降臨した少女が、ヤマカンというオタクの誰からもリスペクトされるスーパースターによって失格の烙印を押されたのだから、何となくアイドルオーディションでグランプリになり、モデル系の事務所に入るのもやむを得ないのだろう。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

ukdata

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング