20年くらい前は真面目であるのが模範的とされたが、今日では真面目さはあまり評価されない。
真面目さとは明示された規範に従うことである。
親や教師から言われたことを、そのまま信じる姿勢である。
「言われたとおりにやれ」と言われて、唯々諾々と従うことである。

今日では真面目であることは求められず、温厚であるのが模範的となった。
「言われたとおりにやれ」という圧力はかなり減じたのである。
そして言われないと気づかない人間をアスペルガーと呼ぶことにしたのである。
ハンス・アスペルガーがアスペルガー症候群を提唱したのは1944年だったが、1980年代にローナ・ウィングが再発見するまで、ほとんど注目されなかった。
言われてないことを察するというのは、今日ではソーシャルスキルとして賞賛されるが、昔はそうではなかった。
社会における自由の増加にしたがって、アスペルガーが障害と扱われるようになったのだ。

アスペルガーという遺伝性の強い障害が生き残ってきたのは、言われたことしか理解できないという性質が、不自由な伝統社会では好ましかったからであろう。
今日の自由社会においては、言われなくても察することが求められるのである。

また発達障害が遺伝しやすい理由として、親が発達障害だと、「言われなくても察する」ことが身につかないからだと思われる。
親がアスペなら、「言われたとおりにやれ」という古い教育をするであろうし、これによって悪化するのである。

温厚なのが望ましいとされるのも、温厚さは自閉性と対極だからである。
怒りの感情が強いのが発達障害者の特徴だが、この種の規範意識の強さは、自由な社会ではとても邪魔なのである。
怒りが強い人間は思考が短絡的であるが、注意力不足で状況を察してないため、いろいろな出来事が突発的に発生する感じなのだろうし、それに対する脊髄反射が癇癪に繋がるのだろうと思われる。
温厚な人は、もう少し長い尺度で状況を観察しているのである。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

ukdata

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング