「道重さゆみ卒業記念スペシャル」と題されたモーニング娘。の公演は武道館のチケットがさっぱり売れておらず、空席だらけの中で行われる可能性もあった。だが、道重さゆみちゃんが休業を発表したところ、24時間経たないうちに完売したのである。わたしは滑り込みで買ったので二階席の最後列になってしまったが、しかし、最後列まで埋め尽くす群衆も必要であろうし、道重さゆみちゃんのためなら、最後列の座席を埋めるための人員として参加できることを喜ばなければならない。

この問題から見えるのは、道重さゆみちゃん個人への支持が極めて高いことと、モーニング娘。への支持が極めて低いことである。現在のメンバーでまともなのは鞘師里保しかおらず、鞘師にしても、底辺アイドルでしかない。鞘師は誰が見ても明らかに可愛く、一般人なら最上位の存在であるのに、アイドルだと底辺になるのが興味深いところである。

おそらく偉人としての精神性を兼ね備えているかどうか、という問題なのだろう。自分の人生を人類のために捧げるという精神性があるかどうかである。道重さゆみちゃんにはこれがあるが、鞘師里保にはないので、自分の人生を自分のために使うだけに留まり、並外れて可愛いにもかかわらず、誰も崇拝しない存在になっている。ニーチェは厭世主義者であり人間嫌いであるが、主著のツァラトゥストラを人類への贈り物と呼んでいる。ある種の人類愛なのである。決して人間など好きではないが、それでも人類のために捧げたのである。キリストや釈尊は、人生が苦痛だからこそ人類を愛したのであり、創唱宗教を提唱するだけの精神性があったのである。たいていの偉人は創唱宗教の開祖としての精神性があり、道重さゆみちゃんもこういう資質を持っているのである。どれだけ優れていても、自分の人生を自分のために使う段階で、偉人とはかけ離れた俗塵にまみれるのである。

「きっと何者にもなれないお前たちに告げる ピングドラムを手に入れるのだ」というアニメを小学生の時に何度も繰り返し見ていてた蒼波純は、それだけで天才的な資質があるとわかるのである。宮城県の田舎に住みながらやたらと海外旅行に行き、綺麗な服をふんだんと買えるところからして、旧家のお嬢様か何かであろうし、地元の名士なのであろうが、そういう少女が自らの恵まれた環境に満足しているわけでもなく、超越的な世界に関心を抱いていたのである。この少女がこのまますんなりと成功しては人類のためにならないであろうし、いかにも自分の人生を超越性に捧げるという宗教家であるから、ひとまず行方不明になるかして、ピングドラムを探しながら貴種流離譚を生きるのであり、いずれは超越的な決断主義者として人類の前に姿を現すに違いないのである。

容姿的に中元すず香より優れている鞘師里保が、天と地の差になってしまったのは、本人の資質の差でもあるだろうし、さくら学院とハロプロの差である。実力で勝負していくタイプなのにハロプロだから、真価を発揮することが難しく、ハロプロだとダンスの巧さも生きないであろうし、なまじ容姿がよすぎてバラエティーにも使いづらい。一般人ならピラミッドの頂点なのに、芸能人だと最底辺というのでは、何のために芸能人をやっているのかわからない。おそらく鞘師里保は、並外れた可愛らしさで一般人として人生を楽しむのが望ましかったのである。自分の人生を芸術や人類愛に捧げる意志のない人間では、いくら魅力的であっても、崇拝の対象になるわけがないのである。道重さゆみちゃんは「ファンのため」と言うけれども、実際はそれより高い次元のことを考えているのである。人類愛とか言い出したら奇妙だから言わないだけで、実際はそれくらいのレベルに到達しているのである。







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