全員がお金持ちの社会というのはかなりイメージしがたい。
基本的に所得とは他人の消費で発生するから、ぐるぐると回っているのであり、景気よく回転すれば豊かになるとしても、多くの人がお金持ちというのは難しい。

貨幣は使い捨てのクーポンではない。
あなたが200万円で自動車を買うとする。
その場合、200万円は消失するわけではない。
自動車メーカーにお金が移動するだけである。
あなたの手元には200万円に相当する自動車が残る。
その自動車は永遠に使えるわけではないが、等価交換したわけである。

そもそも「値札」というものを考えてもらいたい。
われわれが貨幣を欲しがるのは、商品に値札が付いているからである。
その値札に相当する金銭を支払う必要があるからだ。
勝手に生産して勝手に消費する共産社会が(現実には無理としても)理念的に可能であることを考えれば、値札と貨幣は資本主義のルールの問題である。
所有権を他人から自分に移動させるのにお金が必要なだけである。

値札は、生産の費用を回収するべく付けられている。
客が700円の定食を食べるたびに定食屋の財産が700円増えるのではなく、コストを回収しているのである。
10万円の値札をつければいいように思えるが、当然ながら(外食産業など他にいくらでもあるから)10万円の定食を食べる人などいないので、そうやって暴利を貪ることは出来ない。
コスト回収に見合ったラインで値札は付けられるのである。
だから赤字の店がたくさんあり、閉店することも珍しくなく、消費する側も金銭的に余裕がないのが当然なのである。

医者とか、特別に高給をもらえる立場の人は蓄財出来るかもしれないが、そういう特別な人を除いては、所得と消費が相殺される世界にいるわけで、蓄財出来たら変なのである。







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