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人間の意見というのは、価値判断である。この岡田有花の発言は価値判断を示しているわけである。要は「あんたらが思っている以上に子どもは大人なんだ」という思想的主張である。子どもを子ども扱いするのが保守層だとすれば、それを哄笑するのが進歩的文化人である。岡田有花がはるかぜを持ち上げていたのは、進歩的な考えを表明するのに便利な道具だったからである。終戦後の日本共産党は過激な極左冒険主義で暴れ回り、1952年の吹田事件では笹川良一の家に火焔瓶を投げ込むなど、腰抜けの左翼では到底ありえない次元まで暴力性が高まり、破壊活動防止法が制定される一因となった。1955年に日本共産党は極左冒険主義を放棄したため、これ以降の学生運動に日本共産党本部はあまり関わっておらず、プロレタリア革命を求める色彩は弱くなり、それがその後の大学紛争の、人権に甘えているような暴れ方を生み出したとも言える。全学連にせよ、全共闘にせよ、西側と東側の代理戦争という側面はほとんどない。全学連はまだ安保闘争というイデオロギー的な側面があるが、全共闘など、何のために暴れているのか意味不明であり、不自由な社会だから抗議しているというより、自由が浸透して学級崩壊が起きたという認識の方が適切である。暴れていた学生たちが就職して行くに従い、コミンテルンの理想を胸に抱いている思想犯は消えたであろうし、連合赤軍など過激な勢力があだ花として、断末魔のような血まみれの事件を起こし、このような運動は沈静化したのである。しかし左翼は全く消えておらず、進歩的文化人という形で、公然と穏健な形で人間精神を蝕む活動が継続された。進歩的文化人という仮面の裏側は真っ赤なのだが、朝日新聞という強力な根城があるため、他人の精神に病巣を埋め込み、本人の自覚がないまま細胞として活動させる悪質な行為が横行したのである。喋りで使えないはるかぜにコメント仕事をくれるのが朝日新聞である。はるかぜは「フィルタリング反対論者」だから朝日新聞と相性がいいのである。朝日新聞社員は自分の娘は偏差値の高い女子校に入れたがるが、他人にはかなり無責任である。マセてる小学生とかが大好きなのである。この他人の娘への無責任さは宮台真司そっくりだが、女子高生ブームの頃、朝日は宮台をやたらと重用していたわけである。90年代の女子高生ブーム自体が、コギャルという育ちの悪い連中を賛美することであった。進歩的文化人にとっては、ああいうのが好ましい、というか、保守的な大人に向かって突撃してくれる馬鹿として応援したのだ。たぶん宮台真司も朝日新聞社員も、自分の娘にはいろいろ制限を加えているだろう。コギャルとかはるかぜは鉄砲玉の扱いである。大人が後ろで手を引いて子どもにアジ演説させるのは左翼の常套手段である。はるかぜもすでに中学二年生であるから、マセている子どもというキャラは困難になっているし、これからは精神年齢の低さを露呈し続けると思われる。







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