ネットユーザーがクソだという言説が溢れているが、これは人間の実像を認めまいという頑迷さであり、それぞれが自分の言葉で、聖母からソドムに至るまでの感情を書き綴れることの有り難みをわかっていないのである。ネットが世間に普及し始めたのは1995年あたりであり、本格的に広まったのは2000年以降である。20世紀の人間は投票用紙を持っておらず、朝日新聞に代理投票されていたのである。白紙委任状を渡したわけでもないのに、朝日新聞は代弁者を気取っていたのである。人間の五感は貧しく、自分の肉体周辺しか認識出来ないので、かなりの部分を伝聞に頼っているのだが、この伝聞を朝日新聞が束ねて、完全に管理していたのである。ようやくわれわれはネットを手にして、俗塵に塗れた人間らしい言葉を目にすることが出来るようになった。これは決して美しくないが、人間の実態はこれくらいのレベルなのである。桜蔭とかフェリスの子がネットを見て、衆生の猖獗極まる愚昧さに衝撃を受けるならともかく、きゃりーぱみゅぱみゅとか、ろくでもない育ちの人間がネットに苦言を呈しているのを見ると、自分の頭で考えることが出来ず、どこかで借りてきたような思考を薄弱な頭脳で再生しているだけだと痛感させられるのである。ネットユーザーがどれだけクソであれ、きゃりーぱみゅぱみゅの周辺の大人たちよりはマシであろう。インターネットで人間の等身大の姿が吐瀉物のように嘔吐されるまでは、朝日新聞がわれわれから主体性を奪い取り代筆していたのである。いかにも美辞麗句で飾った猛毒が、世界を支配していた。朝日新聞はマイノリティーの味方である。朝日的にマイノリティーというと、たとえば上野千鶴子あたりを担ぎ上げるのである。近代社会にもまだ昔ながらの因習が残されており、近代の超克のためにマイノリティーが必要なのである。一個人の人権は何よりも重いという価値観において、あらゆる旧習を破壊するのである。それによりポストモダンという地上の楽園に行けるらしい。上野千鶴子はマイノリティーの代表として登場したのである。上野は開業医の娘であるし、京都大学に入っているから、顔面を除けばずいぶん恵まれているようにも思えるが、その見てくれの悪さや、口裂け女のような妖怪譚を想起させる異形性をもって、マイノリティーの代表として現れたわけである。上野千鶴子に関して言えば、結婚制度破壊の旗手として登場したわけである。たぶん上野千鶴子がいなくても、代わりの誰かを朝日新聞が引っ張ってきたであろうし、カウンターカルチャーのノリは間違いなく行われたはずなのだが、とはいえ、日本の場合、1970年くらいまで見合い結婚が普通にあったから、90年代の女子高生ブームはかなりドラスティックなものであったし、人類の歴史の中でも前代未聞のことが発生していたわけである。この当時の上野は宮台に同調していたし、とにかく保守的な結婚観を破壊したかったのである。女子高生を縁もゆかりもないまったくの赤の他人と考えた場合、その若い身体を端金で買えるならセクサロイドと見なすことも可能であるし、快楽原則から見て素晴らしい社会と言えるとしても、自分の娘がそれをやったらどうなのか、という常識問題が欠落していたのである。何しろ進歩的文化人は結婚する気がないのだから、そこまで想像が及ばないわけである。また80年代の校則反対運動も、実際のところ、中学生を思想運動に動員していた側面が強いわけである。朝日新聞がどこかで共産主義を夢見ているとして、個人の人権を絶対視するところから地上の楽園に繋がるロジックはよくわからないが、人権を楯にして、因習や伝統への破壊活動を行ってきたわけである。君が代を歌わないという問題にしても、歌わなければ歌わないでいいのだが、人間の盾となって阻止するのである。特高警察がなくなったので、小林多喜二のように撲殺されることもないし、安心して楯になれるのである。不思議なことにネットが普及してから、左翼は完全に衰退してしまった。やはり20世紀までのわれわれは言葉を封じられていたのである。乙武の炎上事件でも、バリアフリーは無限大に行わねばならないという進歩的文化人らしい行為が顰蹙を買っただけである。乙武もわりと空気は読めるので、あの一件までは、ゴリゴリの進歩的な意見など言わなかったのだが、奥さんではない女性と二人きりで食事というシチュエーションだったので、たぶんプライドの問題もあり、荼毘に付されていたはずの古くさい思想を持ちだしてきたのである。車椅子で行けない場所があってはならないという主張が受け入れられるはずがない。上野千鶴子がおひとり様として快適に生きられる世界にしてしまったのだから、もう手遅れではあるだろうが、進歩的文化人は人類の敵なのである。マイノリティーの寸法に合わせるために、世界がどれだけ軋み、文明の衰亡さえ危ぶまれる状態になったか気付くべきであるし、本当にこのまま上野や乙武と心中するつもりなのかどうか決断する必要がある。







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