清原和博が陥っている苦境は、彼が人生を通して、他者との関係に失敗し続けていたことにある。
マッチョ的なコミュニケーションは、失敗こそが成功なのである。
日本人にはマッチョというよりジャイアンと言った方がわかりやすいだろうが、ああいう具合に、他人をねじ伏せて嫌な思いをさせれば勝利なのである。
清原がトラブルメーカー体質なのも、喧嘩に持ち込めば勝てるからである。
普通であれば、トラブルを起こすのは失敗であり、リスクが増大しているだけなのだが、喧嘩で勝てるとなれば、若いうちはそれでいいわけである。
だが、30を過ぎれば、大男に威圧されても恐くなくなるので、成人しても喧嘩売ってるような人間はろくな事にならない。

相手に不愉快な思いをさせて屈服させたら、それはマイナスではなくプラス得点なのである。
つまり強者として権力関係を構成してしまえば、それはそれで「成功」なのである。
これがマッチョ(ジャイアン)のスタイルであり、褒められたことではないが、人生の勝利の仕方なのである。

いわゆるパワハラは中年以降のマッチョ的なやり方なのであろうし、何らかの権限を楯にして、他人に不愉快な思いをさせれば勝利なのである。
若い頃は大男として腕力を振るい、中年になったら社会的権力を手にしてマッチョなやり方を継続すればいいのだろうが、そううまくはいかない。

ともかく他人に不愉快な思いをさせるのが勝利というマッチョな論理がこの世にあり、それはそれで通用してしまうことがあるのである。
公務員に嫌がらせをされた一般市民がとうとうキレて殴ったという話は余り聞かない。
行政対象暴力というのはあるが、これは嫌がらせへの復讐ではなく、ヤクザが金目当てに因縁を付けているだけである。
復讐というのは実行は極めて容易であるが、刑務所に入ってまでやる人間はほとんどいない。

他人に不愉快な思いをさせてはいけない、というのはコミュニケーション論としては正しくない。
いろんなアプローチの仕方があるのだから、どれが正解とは言えない。
他人に嫌な思いをさせれば復讐されるリスクがあるが、このリスクはかなり低く抑えられているから、マッチョ的なやり方が成功してしまうこともある。
実際のところ、他人にペコペコすると逆に攻撃されるリスクが高まるのが実情である。
落ち着いて温厚でしっかりした性格なら、強者-弱者という枠組みに巻き込まれず平和的に生きることも出来るのだが、これはこれで、生まれつきの資質と、不満の少ない家庭環境が必要だと思われるので、誰もがそうなるわけにはいかない。







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