国民主権と憲法には書いてあるが、これはあくまで憲法である。
憲法は法律ではないので、この憲法を元に法律が作られねばならない。
つまり憲法そのものが法律のように動くわけではなく、憲法に基づいて法律が作られてはじめて意味があるのである。

たとえば放送電波は本来は国民のものとも言えるから、タダみたいな使用料でテレビ局が使っているのは不当である気がする。
ではこの放送電波を所有している国民として、その返還をテレビ局に求めることが出来るかというと出来ないのである。

このあたりがネット民主主義の誤謬なのである。
なにかに反対運動を起こせば、国民主権に基づき権益を奪還できると誤解している。
そりゃあテレビ局から放送電波を奪い取れるなら多くの人は署名しますよ。
あれこれ異論が噴出するのが社会運動だが、署名さえすればテレビ局をつぶせるなら、わたしだって細かいことには目をつぶって署名しますよ。
でも放送電波を返せと署名してもなんにも実効性がないのだから、法律の裏付けがないお遊びなのである。
そしてお遊びだから、どうせ変なNPOに利用されるのがオチだし、くだらない署名なんぞ出来るかと思うわけである。

もちろん議員に「法律を作れ」と働きかけることは可能だが、要はそれしか出来ないわけである。
つまり、ネットで意見をまとめたからと言って、それ自体は何の効力もないのである。
間接民主制の世界であり、選挙の時に議員に投票できるというだけの国民主権だから、これではどうにもならない。

同じ考えの奴をたくさん集めれば世の中が動くと思うなら、それは間違いである。
国民主権とか言っても、そんなの法律に反映されてないから、一般市民に権利などないのだよ。
0票の有象無象をたくさん集めてなんになるんだよ。
ネットが普及すれば、同じ考えの人間がたくさん集まって世界が変わるという妄想があったのだが、現実の運動に繋げないと意味がないし、繋げるとなると、また変なのが旗振り役として出てきて、別の形で支配されるわけよ。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

ukdata

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング