武藤彩未ちゃんは突出した歌唱力とMCのスキルがあり、それには何ら懸念がない。問題なのは、アイドルとしてステージに立てる容姿なのか、ということであった。デブ問題も含め、ステージでの立ち姿や立ち振る舞いに難があると感じていたからである。歌が上手いだけの腸詰めのような女が出てくるのではないかと、相当な不安を抱えながら渋谷公会堂に足を運んだファンも少なくなかったに違いない。だがこの日の彩未ちゃんはおそらく19年間の人生の中で最も美しかった。スクリーンが設置されていなかったので、後方の人は見えづらかっただろうが、わたしは三メートルか五メートルくらいの距離から見ていたので、ただ単に痩せただけでなく、立ち姿や振る舞いの仕草も絶佳たる美であった。中元すず香はドブスだと100回くらい正直に書いているわたしが言うのだから決してお世辞ではない。この日の武藤彩未ちゃんは、まさにアイドルとして美しさの頂点にいたのであり、偶像としてステージに立つべき資格があったのである。唯一の課題であったステージでの立ち姿が最高の状態に仕上がったのだから、本人の出来映えとしては完全である。痩せているだけでなく、ポージングの見せ方も、まるでリプニツカヤの演技のようであり、その指先の神経の抹消まで伝わる意志は会場を飲み込んだのである。水野由結ちゃんが「彩未ちゃんに憧れている」というのは他人から見れば失笑するしかなく、アイドル界の頂点に君臨する水野由結ちゃんが、底辺で馬鹿にされている彩未ちゃんに憧れるわけがないと鼻で笑うしかなかったが、この日のパフォーマンスはまさに、観客のためというより、水野由結ちゃんに見せるために命を賭けた演技のように思えた。どこかしら甘えの見られる彩未ちゃんがベストの体重で挑んだのも、決して観客のためではない。自らはアイドルの頂点にいながらも底辺アイドルのファンでいてくれた水野由結ちゃんのためなのである。憧れに値するような存在ではない怠け者に憧れてると言い続けてくれるひとりのイノセントな少女の前で、今こそ愛がゆえに目覚め、存在を証明したいという強い意志であった。確かMCで後輩にお手本を見せたいという趣旨のことを言っていたはずだが、もちろんこれは水野由結ちゃんのためであり、むしろ握手券で繋がってるアイドルとファンとの下世話な関係とは違い、真実の愛であるからこそ、われわれは深い感銘を覚えたのである。

余談だが、この日のMCで触れたのは三吉と松井愛莉が近くの代々木体育館でファッションショーをやっているということ。あと堀内まり菜の誕生日でもあるので、ハッピバースデーまり菜を観客に歌わせたことだけである。可憐ガールズで渋谷公会堂のステージに立ったことがあるという話はしたが、中元の話は出さず。可憐ガールズの話をして中元の名前を出さないのはちょっと不自然であった。命綱である水野由結ちゃんと仲良しというエピソードは前夜祭ではしていたらしいが、今日はなかった。中元の話を避けて水野由結ちゃんの話をするのはまずいと考えたのかもしれない。

武道館でやりたいとMCで言っていたが、すでに箱を押さえているのかもしれない。わたしとしては最高の状態の彩未ちゃんのステージを至近距離で見てしまったので、豆粒にしか見えない武道館に行く気にはなれないが、ともかくここまで完成したのなら武道館でやるべき実力は完全に備わった。問題なのは代表曲がないことである。A.Y.Mは素晴らしくキャッチーな曲ではあるが、カラオケで歌われるような代表曲とはまた違うであろうし、もうひとつかふたつは決定打が欲しい。本間昭光に任せてると、代表曲は絶対に出来ないので、こいつの解雇が必要である。本間昭光が本当の大傑作を書くことは出来ないし、自分より才能のある人間を連れてくることも決してない。自分の仕事が無くなるようなことをするはずがない。ここで求められるのはKOBAMETALのような能無し社員である。KOBAMETALは左遷された能無し社員だからこそ、必死でキラーチューンを集めた。窓際社員から脱出するのに死にものぐるいだから、自分より優れた人間を集めて続けたのである。本間昭光にこの必死さはない。武藤彩未ちゃんは完全に仕上がった状態にあるので、あとはアミューズ社員が代表曲を用意することである。本間昭光は絶対に用意できないから、KOBAMETALのような窓際社員の方が望ましい。もしくはアミューズ社がどこまでシビアに出来るかということである。武藤彩未ちゃんはおそらく死にものぐるいで完全に仕上げてきた。アミューズ社も、キラーチューンができあがってくるまではすべて没にするくらいの徹底した姿勢が求められる。KOBAMETALが出来るんだから、他の奴に出来ないことはあるまい。繰り返すが、アミューズも決死の覚悟で立ち向かえ。本間昭光の顔に泥を塗る必要があるならどこまでも塗りたくれ。こいつに任せても代表作は絶対に出てこないから、誰かが引導を渡す必要がある。本当の傑出したアイドルが生まれようとしているのに、楽曲面の改革という汚れ役から逃げ回っているのがアミューズ社員の実態なのかもしれないが、本間昭光を解雇出来ないならおまえら全員やめろよ。武藤彩未ちゃんにふさわしい傑作が仕上がるまで何百曲でも書かせる鬼が求められているのであり、決断主義者なくしては世界は変わらない。







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