三次元空間は素朴には実在していないはずである。
それなのになぜわれわれが空間の実在性を信じているかというと、触覚の生々しさである。
三次元空間は概念としては存在しており、触覚の手触りがそれを演出しているので、本当に空間があると思っている。

嗅覚を考えて貰いたい。
物自体が臭うかというと、かなり疑問である。
臭いとは、いろいろな物質を感知して脳が生成しているものである。
臭いが素朴に実在しているということはない。
対象そのものに臭いがあるのではなく、その対象の物質がトリガーとなって、われわれの脳内で臭いが現象するのである。

肉体を持って人間は生きており、壁を通過することは出来ないので、この実在性を信じて疑わない。
だが、本当に実在しているかどうかはわからず、たとえばテレビゲームを考えてみるといい。
テレビゲームでも、プレイヤーは壁を通過できない設定になっている。
テレビゲームの中の壁は実在とは言えないが、それでも通過できないのである。
そういう設定だからである。

現実のわれわれが部屋にいるとしてその周囲の壁は当然ながら通過できないのだが、これは物質と呼ぶところのもののルールの問題である。
触覚によって実在性の確信をしているが、実際はゲームの設定と同じかもしれない。
その生々しい手触りはあくまで脳内現象であるから、空間の実在性の保証にはならない。
すべてがプログラムのコードでもおかしくない。

三次元空間は素朴には実在していない。
空間などなくてもいいのである。
ゲームの中で世界が描画されるとして、それは実在して無くてもいいのだし、あくまで空間という概念さえあればいいのである。







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