法に照らし合わせて、という言い方があるが、まさに法に照らして人間は他者と関わっているのである。
われわれはそれぞれ他人に対する他人として存在しているが、この他人同士の関係を司るのが法である。
われわれは他者とルールについて話し合うことはほとんどない。
あらかじめどこかで決まったルールがある状態で接するのである。
世の中のほとんどの人とは会ったこともないからこそ、接する前からルールが決まっていることが必要なのである。
国境線の向こうにいる他者に出会うのではなく、国境線の内側、つまり国家の法という規範に基づいて、われわれはお互いに接しているのである。
国家や法は、知らない人同士の架け橋とも言える。
いろんな意味で直接民主制はないのである。
何かしら間接的に代行された上の方で決まったルールが、われわれを支配している。
他人と会うたびに、腹を割って思うことのすべてを語り、根源から話し合うことはないのである。
そもそも素顔があるのかどうか知らないが、どちらにせよ、世間的に平均的な一般人として仮面をかぶり、お互いに接するわけである。
われわれの友人知人の数が限られるからこそ、国家と法がなければ困るのである。
友人知人として把握できる範囲を圧倒的に超えた人々が蠢いているのだから、どうやって接するかは、顔を合わせる前から決めておいてもらわなくてはならない。
選挙というのは、支配者を交換しうる機会として定期的に催されるのであり、穏健な百姓一揆である。
あくまで間接民主制なのである。
われわれは支配されて共通の法を持たされる必要がある。







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