人間存在の根幹にあるのは能力の連続性である。
普通の人間が明日からいきなり欧州で活躍できるサッカー選手になるということはあるまい。
これが人間の同一性の根幹にある。
能力がきまぐれにころころと変わるとしたら、なかなか自分の同一性というのも認識しづらい。
能力を得るとしても、これはこれで時間が掛かるし、素質の問題もある。
容姿も含めて肉体の性能は固定なのである。
明日の朝になっても、この同じ肉体で現実に向き合うというのが肝心なのである。
固定された肉体に固定された現実。
肉体は醒めない悪夢である。
もちろん他人の肉体も固定されているのだし、ころころと性能が変わることはない。

この能力の連続性もよくよく考えると不思議な問題である。
どうしても性能が固定していなければならないということはあるまいし、ランダムに変動してもいいであろう。
変わらないのは、性能が変わらないように固定されているからとしか言いようがない。
これは宇宙を司る物理法則でそう決まっているからである。
寝ている時に見る夢のようにあれこれ自分の設定が変わるのは現象世界としてはありうるが、物理法則がそれを許さないのである。
変えるとしたら宇宙を根底から変えるしかない。

知識の連続性の問題もある。
明日から医者になるとしてその医学知識はどこから来るのかという問題である。
なぜパソコンならすぐにインストール出来るのに、人間は無理なのかと言えば、そういう脳の仕組みだからとしか言いようがない。
頭の中身もそう簡単に変わらないように出来ているのである。
亀田興毅が明日からいきなり物理学者になるとしたら、今までの彼の思考はどうなるのかという問題があるだろう。
頭の中身が簡単に変わったら人間存在が成り立たない。
変更不可能な状態で同じ事がずっとループしているから、これが自分なのだと認識するわけである。







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