スポーツのルールに根拠がないというのは誰もが認めるであろう。
ゴールにボールを蹴りこむと血気盛んな観衆が死なんとするばかりに狂喜するというのは、決して天地開闢から決まっていたわけではない。
スポーツという文化に基づいて、肉体で競い合う人間的な熱狂が積み重なって、暴徒が騒擾を起こすわけである。
競い合って勝敗が決まるならそれでいいわけである。

ゼロサムゲームであることがスポーツの本質である。
勝利の数と敗北の数は同じである。
両方が勝つということは無いわけである。
つまり、個々の主体から見た勝敗である。
コインを100回振って表が50回、裏が50回出るとして、それだけだと何の意味もない。
この100回のそれぞれに勝者と敗者がいて、その一回性の人生で歓喜や苦悩を体験するのである。
人生の明暗が分かれなければならないのである。

同じことを別の事例で言うなら、サッカーの得点を考えて貰いたい。
ゴールが見たいというのは、自分の応援しているチームが得点するのを見たいわけである。
相手チームのゴールが見たいわけではない。
総得点と総失点は当然ながらイコールである。
ゴールするたびに得点と失点が発生するのだから当然である。
自分が得点するからには失点する他者が必要である。
得点する快楽と失点する苦痛。
快楽を体験する人間と、苦痛を体験する人間の格差。
こうやって快楽と苦痛が分かれるからこそ、スポーツは人間の本質そのものであり、人気があるわけである。







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