奇妙な未解決問題。なぜ日本人は中指を立てられても頭に来ないのであろうか。魏志倭人伝にしか書かれていないことを確かめるという話ではなく、まさに目の前の人間という現象の案件であるし、いくらでも仔細に観察したり自らに問いかけることが出来るのだが、説得力のある解答が思い浮かばないのである。匙を投げるべき課題なのであるし、無理して答案用紙を埋めようというものであるから、誤答をするために筆を走らせるわけであり、揮毫するたびに書き損じの嵩が増えるのである。笑っている顔や悲しい顔というのは、よくよく考えると根拠がないが、表情と感情は結びついているのであるから仕方がない。肉体という桎梏。感情と身体は先天的にかなり紐付けられており、われわれの内面など肉体の法則に隷従して晒されるがままであり、その双眸に意志を現すしかない。肉体の表現にさほど文化的な差異はないように思えるのだが、中指を立てるということだけは、どうしても日本人には理解しがたいのである。欧米人の心の動きまではわからないから、日本人の共通認識として議論するしかないが、おそらく中指を立てるというのは挑戦的で挑発的な態度だと日本人は解釈してるので、これは日本人はスルーできる。弱者として蔑まれているのではなく、わりと対等な立場で決闘を申し込まれたという印象を持つからである。実際はそうではないのかもしれないし、相手が報復など出来ないことを見抜いた上での挑発なのかもしれないが、ともかく日本人としては、挑発されただけで報復しようという発想はないので、喧嘩を買わなければいいだけの話である。おそらく欧米人はナチュラルに武士なのであろうし、血腥いことへの拒絶反応が弱いのであり、一介の市民が屍山血河の非日常空間にたやすく踏み込むことが出来る。もしくは銃社会であるから、剣客として闊歩して血塗れの臓腑とともに横死するイメージとは違うのかもしれない。欧米人も日本人がお辞儀をする理由はわからないであろうし、男性ホルモンの問題と言えばそれまでだが、おそらくわれわれに自由意志などないし、怪鳥が遊弋するディストピアは蒼天から遠い。この人間精神という名の裸城は肉体の麾下に置かれている。







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