大企業だから信用できる、というのはおそらく正確ではないであろう。
大企業を信用の基軸にすることにしたのである。
たとえば代金を踏み倒されたら裁判をやって取り返せばいいというタテマエだが、裁判自体にお金が掛かるし、だいたい踏み倒すような会社に金など無い。
つまり、踏み倒しをしないという信用が大企業にはある、というより、そのような信用を担っている。
そういう意味では、大企業は社会の公器なのである。
立派な人格者が集まっているわけではないが、滅多に倒産はしないし、夜逃げはしないであろうということである。

もしくは、大企業の信用を社会で支えることになっているのだ。
大企業で不祥事が起こることだって珍しくはない。
だが、その不祥事の責任は取るし、消費者への補償もする。
信用システムとして、そう決まっているからである。
不祥事を起こしても責任は取るだろうと信じられているのが信用なのである。
悪いことをしないという信用ではなく、問題を起こせば責任を取るだろうという意である。

旭化成のマンションの問題とか、東芝の粉飾決算を見れば、本当に立派なわけではない。
あくまで夜逃げしないという信用なのである。
旭化成や東芝の信用を支えることで社会を防衛するのである。

そもそも銀行というものを考えて貰いたい。
お金を貸して利子を取るのが仕事なのだから、お金を返して貰っても本当は困るのだ。
利子を払い続けてくれればいいわけで、元本の返済はいらないのだ。
なのになぜ中小企業に元本返済を迫るのかと言えば、夜逃げとか、相続放棄とか計画倒産で踏み倒される懸念があるからである。
そういう意味では信用がないわけである。
社長の人格が立派とか立派でないとかそういう話ではない。
旭化成だと夜逃げとか相続放棄とか計画倒産はないので、だから信用できるのである。







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