人間は命令された存在である。
命令されて存在しているのである。
地球上の誰しも命令されて存在している。
命令という言葉がピンとこないならノルマと言い換えてもいいが、ノルマを果たすためにわれわれは存在しているのである。
子どもだって学校に通うのがノルマであり、友達を作るのがノルマである。

国によっては兵役の義務があることもあれば、もしくは実戦として戦場で戦火にまみれることもある。
われわれはノルマを課せられたり、命令されたりして生きている。
その命令の主体も今ひとつわからず、たとえば学校に行けというのは親や教師であろうが、これは親や教師が独断で「学校に行け」と言っているのではなく、子どもを通学させる義務があるから、それを課しているわけである。
親や教師は中間管理職の立場であり、通学するように命令はするが、根本的には命令する役割を課せられているわけである。

おそらく「命令されただけ」と責任回避する度合いが強いと集団主義というのであろう。
もはや戦時中の日本とか、誰が命令しているのかわからないわけで、特高警察でさえ「仕事でやっているだけだ」と言うだろうし、天皇陛下という究極の無私たる特異点で雲散霧消してしまう。

マスコミの人間はあれだけ横暴に振る舞っているのに、いざとなれば「仕事でやってるんだ」とか「上司に怒られる」という台詞が出てくるのである。
日本のジャーナリズムはろくに署名も入ってないし誰に文責があるのか不明であり、上司としての立場の人間でさえ、「仕事で命令していただけ」と言うのであろうし、われわれとしても朝日新聞が悪いとか毎日新聞が悪いとか、そういう空疎な法人格を批難するしかないのである。

人間は命令された存在である。
ノルマを果たすために生きている。
新聞記事が無署名である場合、書いた記者は命令されているのだし、それを命令している上司も会社の方針で命令しているだけだし、新聞社の社長でさえも、社長としての役割を演じているだけとも言えるわけだ。
記事に署名をするのは、命令された下僕である人間個人の最後の抵抗手段でもあるのだが、責任が増えるだけだから無署名で済ませるのである。







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