2016.02.10

暗記と差別

なぜか学問的な書籍で、暗記力について否定的なことが頻繁に書かれる。
専門家以外はまず読まないような専門書だと話は違うが、入門用の書籍では多々見かける。
これは出版社がたいていリベラルだからであり、言わば踏み絵である。
一般人が読む可能性があるからには、暗記力を踏みにじっておかないとまずい。

そもそも専門家は暗記しているわけである。
専門用語の意味について聴かれたら必ず答えられる。
専門家しか読まないような本だと「暗記はよくない」と書かれないのはそういう理由である。

「丸暗記を否定しているのであり、理解して暗記することは否定してない」という反論が予想されるが、実際はそんなのはどうでもいいのだろうし、リベラルな立場を表明するためにそれを言っているわけである。
偏差値が低い人間への配慮として「エリートは丸暗記の人」とポリティカル・コレクトネスな発言をしているのだ。

知識偏重というのも便利な言葉で、「偏重はよくない」というのは命題として真である。
偏重するのが素晴らしいというのはあり得ないからだ。

このところ少子化だから四割くらいの大学は定員割れだと思われる。
受験戦争の頃でも、すごい偏差値の低い大学なら入れた。
入試としては学問への道は閉ざしてないし、むしろ学費が払えるかどうかの格差の方が重大である。

ドワンゴが入社試験を有料にしようとしたら行政指導でやめさせられたし、大学入試が入社試験を兼ねる状態は続くわけである。
ブランド大学に入れば、大企業に入れる。
大学は受験料だけでなく、授業料も高額だから、大学自体が差別である。

エリートの最大の特徴は親が金持ちということであるし、暗記力だけの馬鹿とか、そういう昭和の発想はそろそろ卒業するべきであろうが、やはり「暗記力で負けているだけだ」という負け惜しみは捨てられないらしい。







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