「人の話を聞かない」という定型文句がある。
他人の意見に耳を貸さないのだから、いかにも悪そうである。
では人から言われたとおりにすればいいのか、という疑問もあるだろう。

営業マンに扉を開いて話を聞いてしまったら、断って帰ってもらうのも大変である。
だから最初から門扉を閉ざすわけである。
ひとまず話を聞いて「興味がないので帰ってください」と言っても、営業マンは素直に帰らないであろうし、粘れるだけ粘るであろうから、話は聞かない方がいいのである。

試しに「営業マン」と言ってみたが、もちろん現実にはもっと距離の近い人間関係になるであろう。
どちらにせよ、説得が実るまで延々と粘るということになるから、最初から「話を聞かない」という態度になる。
聞くだけ聞いてから断るのは意外と厄介であり、承諾するまで粘られることが多々あるので、拒絶するのである。

他人の話を聞きつつ、のらりくらりと対応するスキルがある人だっている。
子どもの頃に「いい子」だった人が頑固になるのは、おそらく、話半分に聞きながらのらりくらりと対応する要領の良さが身についてないのだと思われる。
他人の話を聞くだけ聞いて、その回答は曖昧にしておくことも可能であるはずなのだが、相手に粘らせないのはそれなりの技術を要するし、簡単なことだとは言えない。
のらりくらりと躱す技術がないと、ひとまず話を聞いてから断るのが難しいので、自己防衛として最初から耳を塞ぐしかないのである。







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