あちこちおかしなことだらけなのは、たぶん人類そのものがゲームだからであろうし、現在の境涯に甘んじることなど出来まいから、おかしなところを糺すべく正義を掲げることが求められている。ではおかしなところを修正して進歩したらしい人類の事蹟を見るに、いろいろな間違いが修正されたかというと、はなはだ疑問であるし、もしくは、どこかを修繕すると別のところが壊れる仕組みになっている。そもそも、たとえば大金持ちという存在は正義であるかとか、解決が出来ない話である。無産政党の思想集団であれば、新自由主義という誤謬を糺して、夏野剛のような差別主義者を糾弾するために運動するであろうが、金持ちには金持ちの言い分があるだろうし、経済的敗者には腫れ上がるまで鞭を与えよというのが夏野剛の正義である。地球人類が全員アッパークラスのお金持ちになればいいような気もするが、たぶんそれは無いであろうし、上級国民のために下層民は不可欠である。その時代相ならではの力の正統性に依拠し、梟雄というべき人物が頂点に君臨するのであり、長生きしても80年かそこらの人生であるが、たまたま瞬間的にこの大地に浮かんだ幻影とは考えないらしく、自らの存在を永遠に祀られる煌びやかな記念碑であるかのように語り、王朝が崩壊する瞬間に立ち会わずに済めば、勝ち逃げと称して満悦するのである。重力が天体を回転させるように、階級闘争の原理だけがあり、支配する側と支配される側に分かれるのであろうし、ヨーロッパ人がアフリカ大陸を切り分けるために直線の国境線を引いたような帝国主義の論理は廃れない。異端者を宗教裁判で火炙りにするような狂気を克服したと欧米のリベラリストが言うとしても、あくまでキリスト教が世俗化されただけであるし、マージナルな領域からの蹶起は相次ぐのであるから、宗教戦争に終わりはない。これからも人類は、おかしいおかしいと言い合いながら、人生にあぶれた窮民が不平不満で目を眇めながら世界を見やるのであり、上級国民と下層民の境界を乗り越えるべく狂奔し、やがて世界地図を塗り直すために第三次世界大戦へと向かうのだが、その勝敗の決着が付いて、新しい階級制度を正当化する思想が発明され喧伝されるとしても、どこかの辺境民の新たなる怒りが火焔を広げ、束の間の小康状態を打ち破るのであるから、ゲームそのものが打ち切りになるまで世界分割の繰り返しが悪夢のごとく続いていく。







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