ずっと笑い物にされてきた人間が、今度何かあったらそいつをラスボスと見なして徹底的にリンチして総決算するという激しい憤りは理解できるし、そういう見せしめで満足できるのが人間の本質であろう。
過去に遡ってすべてを虱潰しに調査して叩き潰すということは、いろんな意味で難しいからやらないのである。
一罰百戒で見せしめにして、それで納得してしまうのが人間である。
なぜかは知らないが本能的にそういう感覚になっているのであろう。
誰かにすべてを負わせて処刑して納得してしまう。

差別が法律問題として馴染まないのも、このあたりが理由であろう。
なぜ差別発言をすると、差別のラスボスとして扱われ、歴史的な差別行為のすべてに遡って責任を負うのかわからないからだ。

マスメディアはマイノリティーに協力し、リンチに荷担するわけである。
決して筋金入りのリベラル思想の持ち主ではあるまいが、他人にジョーカーを引かせるゲームであるし、見せしめにするのは報道として上質のエンターテイメントであるし、なによりもスポンサーの意向として、政治的に正しくなければならない。
スポンサーだってリベラル思想の持ち主とは限らないが、やはり立派な企業であれば、マイノリティーへの配慮には敏感でなければならない。

こういう圧力で立派な人間が量産される。
この種のクリーンな正しさにうんざりした大衆がドナルド・トランプに投票するのはもっともな話である。
社会の欺瞞が膨れあがった時に現れる典型的なトリックスターなのである。
ドナルド・トランプはスポンサーがいなくても生きていける立場であるから、差別主義者のラスボスとして登場できたのである。
そして「見せしめ」に出来ないとなると、彼はただ単に差別発言をしているだけ、という現実も見えてくる。







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