われわれは政治的正しさというマニュアルを常備しており、もはやこれは身体に染みついているから、いちいち検討することはないのだが、時には理屈で確認してもいいであろう。

病気は原則としてプライバシーである。
とはいえ、外見や言動に症状が現れる病気もあるわけだ。
病名が明らかに推察できる場合に、それを指摘するのがプライバシー問題なのか、という疑問はある。

たとえば本田圭佑がバセドウ病であるのは明らかである。
元々は彫りの深い顔立ちだったのに、眼球が突出して首に手術痕があるのだから、それ以外にあり得ないであろう。
これに関しては、秘密を知ったという話ではないし、当然ながら、主治医から情報を得たわけではない。

もちろんバセドウ病以外の理由で眼球が突出したのかもしれないし、首に手術痕があるからと言って、甲状腺の問題とは限らないが、この文脈の話だと、そこまで突き詰めて考える必要はあるまい。

バセドウ病は症状に個人差はあるとしても、スポーツ選手でもなければたいした病気ではない。
女性の方が患者は多いが、これを理由に結婚を断られることもないだろう。

本田圭佑に関しては、週刊文春は報じていたから、他が報じないのはスポンサーとか電通への配慮があるのだろうし、病気がタブーというよりは、電通的にタブーなのであろう。
ワールドカップに熱狂していたのは過去の話であり、現在ではただの興行であり、その勝敗に醒めている人が多いのも確かだ。
日本が勝っても負けてもわれわれの人生とは無関係だから、本田圭佑が日本国家に不利益を与えているとは言い難い。
せいぜいサッカーを冒涜したという程度であろう。

もしくは有名人で明らかに奇行とか妄想がある人がいるわけで、それに触れたらいけないのか、という問題がある。
統合失調症となると、バセドウ病とは違って隠したい病気であろうから、これは難問である。
というより、これは完全に沈黙するのが正解である。

妄想や奇行を露骨に繰り返していても、本人の隠したいという意志が尊重される。
トラブルを起こしていても責任能力はないので、それを批判するとなれば、無実の人を批判しているのも同然なので、言論の自由の余地はなく、名誉棄損罪に問われる案件とも言える。

それとは対照的に、騒音おばさんは知的障害が疑われるが、懲役1年8ヶ月の実刑判決となっている。
拘置所に一年半くらいいたから、刑務所で過ごしたのは三ヶ月くらいらしいが、ともかく一年八ヶ月拘束されたわけである。
刑務所に知的障害者が多いというのも、やはり責任能力があり、また法律の抜け穴を探して合法的にやる知恵もないから罪が大きくなってしまう。
騒音おばさんはずいぶんマスコミのおもちゃにされていたが、それが名誉棄損に問われたことはない。

騒音おばさんが統合失調症であったとしたら、マスコミがこれを取り上げることは決してないし、警察も放置であるし、警察が動くとすればおばさんを批判した人間を逮捕するためである。

なぜかそういう仕組みになっているのである。
たぶん警察ですら理由はわかっていないであろう。







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