宇宙人が人類を観測するとして、果たして、その宇宙人は人類と同一の五感を持っているのか、という疑問があるわけである。
もしくは価値判断が同一なのか、という疑問もある。
というより、五感や価値判断が同一とは思えないから、違うと考えるのが妥当であろう。

最も重大な違いは、宇宙人には顔という概念がない。
頭部に目と鼻と口が付いていて、それを顔と言うのだが、宇宙人はたぶんそういう構造ではないし、そもそも顔という概念すらない。
顔が事実であるかというなら、たぶん事実ではないし、もしくは物理的な形態として事実であるとしても、それは指紋のように無機質な差異であろう。
指紋を美しいとか醜いとか言いながら、それに性的な欲求を抱いて人類史は刻まれていくのだが、美・醜は宇宙人にはないと思うし、性欲もないであろう。

オスとメスというのも、10億年くらい前に分かれたのであり、宇宙の真理とは違うので、これもたぶん宇宙人からは理解されないであろう。
物理的な事実はひとつでも、何をやっているのかさっぱりわからないのが実情だと思われる。

たとえば皇位継承権で争っているとする。
これは皇位という観念の理解が必要である。
リーダーを決めなければまとまらないという人間の感覚が理解されるかどうか、であろう。
加藤智大が秋葉原で暴れているのとは違うと理解して貰う必要がある。
胃袋が食べ物を消化するのは殺人ではないと理解して貰うことも必要。

10年前の自分と現在の自分が同一である、という自意識を持って人間は生きているが、この同一性も理解して貰わなければならない。
物理的に同一であるのは理解可能としても、たくさん咲いているたんぽぽの花のひとつひとつに固有名を付けようとは思わないのと同じで、宇宙人からすれば、人類もそういうものかもしれない。
「自分」という主体性がたくさんあって、それが競い合っているらしい、くらいは理解されるかもしれないが、その欲求や心情は理解できまい。







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