2016.06.30

乙武と偽善

乙武は選挙で立候補して公人になろうとしたので、なんとなくひとびとが気づいていた女癖の悪さを、確定的な事実として晒されたのである。
そして、当然ながら、立候補はしなかったわけだ。
だから、現在は公人ではないし、そもそも立候補する前にスキャンダルが出て取りやめたのだから、公人になったこともないので、それほど深い罪だとは言えない。
女癖の悪さが極まりすぎてるから、私人でも許せないという意見はあるだろうし、東京都教育委員であったから、それが公人だという解釈もあるだろうが、これはなんとも言えない。
ともかく自民党公認はある程度決まっていたが、正式に公認されたわけではないし、立候補を取りやめているので議員にはなっていない。
舛添なんかあれだけ女癖の悪さの過去があるのに都知事になったわけだから、その比較で言えば、乙武が咎められるべきではないだろう。

とはいえ、文化人という人種の偽善が暴かれた場合、もはや綺麗事は言えないという難題である。
綺麗事を言う文化人なんて偽善者に決まってるし、むしろ偽善者こそ似つかわしいのだが、しかし明白な事実としてそれが確定していても困るのである。
綺麗事ばかり言っていて胡散臭いと思われつつ、それでも証拠を掴まれてないことが肝心である。
乙武のように証拠を掴まれたケースだとなかなか難しい。
舛添は文化人ではあったが、ずっとイメージが最悪だったから幻滅されたこともないし、都知事になれた。
ホリエモンは刑務所に入ったが、あのキャラクターだから続けていける。
だが、さすがに綺麗事が求められる場面ではお呼びがかからない。
乙武は偽善者というキャラクターが封じられたのだから、今後は舛添みたいなイメージ最悪で乗り切るのか、それはよくわからない。

そもそもなぜ議員になろうとしたのかと言えば、レストランの件で人気が下がったので、チヤホヤされないことに耐えられなかったのだろう。
騙し騙し文化人活動を続けていくことは可能だったのだから、そこに甘んじるという現実的な選択肢はあったのだし、冒険する必要などなかった。
それでも不倫問題を抱えながら立候補しようとしたのは、根本的に目立ちたがり屋であり、そういう衝動を抑えられない人物なのだろうと言うしかない。







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