顔が大事というより、顔が人間である。
ここは顔の世界である。
目と鼻と口が並んでいるのを顔といい、その顔への欲望で生成されている世界であり、これは虫歯の激痛のような強制力を持っており、なおかつ、その憧れが、ただの余剰ではなく、われわれの身体のすべてを支配しているのである。
顔しか見えないというくらいの、そういう人間世界が出来上がっており、そもそも宇宙は物質だけがあり無感覚であるから、世界とは呼べないし、地球上だけにこの人間世界が展開されているのである。
刑務所の囚人になぞらえてもいいけれど、刑務所で生まれて刑務所で死んでいくのであるし、いわば囚人にしかなれないのである。
この顔をアイコンとした身体性が解体されたら、その囚徒であるわれわれの存在など無いのである。
現象を体験したり経験したりするのがわれわれの人生であるが、認識そのものが経験的であり、現象を体験するようにしてしか認識ができない。
人体を解剖して、部分として切り離して捉えることも可能ではあるし、宇宙について知的好奇心を向けることだって出来るのだが、どれだけ知性で科学を発展させようとも、この顔をアイコンとした現象世界、人間世界の悪夢から醒めることはない。







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