貸借対照表の純資産の部に資本金を記載しなければならないのですが、たとえば『資本金4,000,000円』と書かれていたりすると、『この企業には資本金という名で蓄えているお金が400万円ある』と思う人が少なくないそうです。中小企業の経営者に少なくないとか。。。。極端な話、資本金が100億円の企業であっても、手元現金預金はまったくないこともありうるわけです。


Kindle Unlimitedで「会社法の入門書を読む前におさえとく ゼロからの簿記・会計と経理・経営のオハナシ」という本を読んでみた。
著者のふくしままさゆきという人は米国公認会計士ということで、あんまり経歴がはっきりしないのだが、この本そのものはかなりよく出来ている。
たいていのバランスシートの本だと「とにかくこうなっている」という書き方が多いのだが、この本は、なんでこういう仕組みなのか、というのをずいぶん考察している様子が伺える。
検索しても大学名が出てこないので、偏差値は不明だが、普段からいろんな物事の仕組みについて考えるのが好きな人間なのであろう。

複式簿記を見ると、まず立ち往生するのが「資本金」なのだが、これは要するに使ってしまっているお金である。
過去の亡霊のようなものであり、もう手元にはないわけだ。
世の中のたいていの本だと、なんか資本金が手元に残っているかのように錯覚してしまう。
資本金が金庫の奥に眠っていると誤解してしまうと、複式簿記は謎なのだが、この本ではその躓きが回避されている。
資本金は元手であり、すでに使ってしまっているからこそ、複式簿記の右側に書かなければならない。

だいたい世の中のことは、模範解答を身に付ければ、それだけで使える。
マニュアルが頭に入っていれば、なぜそうなっているかの意図は考えなくてもいい。
とはいえ、なぜそういうマニュアルになっているのか、自分なりにいろいろと考えている人に教えてもらうと腑に落ちるのである。







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