狼狽という感情表現があるが、これは「してみせる」ものである。
たとえば家の中で家族が首吊り自殺しているのを発見したとか、そういうショッキングな出来事で狼狽することもあるだろうが、たいていの狼狽はそうではなく、あえて動揺した様子をオーバーアクションで見せているのである。
弱者の奴隷根性として狼狽してみせるわけである。

本当に心神喪失して狼狽することは滅多にないし、弱者として許しを請う芝居なのである。
パワハラされたら慌てふためいてみせないといけない、というようなことである。
動揺して慌てふためくという人間的な弱さをオーバーアクションで曝け出す。
芝居がかっていてこそ狼狽なのである。
そうやって自らを晒し者にするわけだ。
ケースバイケースだが、おそらく、許しを請わないのが合理的である方が大半であろう。
特に駆け引きの余地がある関係ならそうである。
許しを請えば許してもらえるものではなく、むしろ相手からの攻撃がエスカレートするのが普通である。
もちろん平身低頭するしかない相手というのもわれわれにはいるわけで、そういう相手には、ひたすら頭を下げたり狼狽してみせるほうが合理的だろうし、もしくはあなたの友人知人のご両親が亡くなられたとして、「ふ~ん」という対応でもまずいから、いかにも重大事件でショックを受けたという共感的態度が望ましいし、もしくはこちらの致命的なミスで相手に迷惑をかけて土下座でもしないとまずいという状況もあるだろう。
まさにケースバイケースである。
基本的に人間は平然としている方が望ましく、狼狽してみっともない様子など見せる必要はないのである。
狼狽するのがデフォになっているとすれば、奴隷根性が心身に染み渡っていると言うしか無い。







スポンサードリンク

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
スポンサードリンク
RSSフィード
プロフィール

Author:ukdata
FC2ブログへようこそ!

katja1945uk-jp■yahoo.co.jp http://twitter.com/ukrss
あわせて読みたい
あわせて読みたいブログパーツ
アクセスランキング