殉教者たらんとした人間が、その自らのレーゾンデートルと言うべき教学を裏切ろうとしている。犯罪ではないが、まさに顰蹙を買う行為であり由々しき案件。2014年の無期限休業は、自ら描いたストーリーなのか、大人が描いたストーリーなのか知らないが、山口百恵の顰みに倣って、美しいまま消え去る黙契は成り立った。眷恋するアイドルと結ばれることがないなら、せめて美しく消えて欲しいというドルオタの願望を叶えてくれたのである。どこかで結婚や出産でもするのだろうが、われわれは情報の圏外にいればいいだけである。そこに予想外のブログ更新である。近いうちに表に出てくるのであろうが、人間宣言、つまり人並みに俗塵に塗れていく様子を見せるのであろうから、卒業商法のために死んだふりをしてみせたという誹りは免れまい。念を押しておくが、犯罪行為ではないし、茨の冠を投げ捨てて自由に生きる基本的人権だってあるだろう。山口百恵の真似をして消失して、二年で戻ってくるのも自由といえば自由である。あらゆる暗黙の誓いが破綻したのであるから、復帰するのも自由だし批判するのも自由という喧騒たる場になる。道重さゆみちゃんは、歌もダンスも下手であり、演者としての能力がとても低い。2014年に演じられた物語は、真実にこそ価値があった。あの2014年のすべてが「やらせ」であったとすると、それこそ24時間テレビのマラソンのような、何もかも汚穢に塗れた出来事だったと言うしかない。繰り返しておくが、別に犯罪ではないと思うし、卒業商法での利益を最大化するための嘘で刑務所に送られることはあるまい。とはいえ、閉店セールのために山口百恵の真似をしてみせただけで、それを人生の最後までやり通す気はなかったというのは、失笑されるべきであろう。そもそも2014年に無期限休業を発表した時は、武道館のチケットが少し余っていた。休業を発表したら即座に完売したのは言うまでもない。休業発表の前と言えば、道重さゆみちゃんがモーニング娘。を卒業したらタレント活動をやるものだと思われていて、卒業を誰も深刻には考えてなかった。この間延びした空気が卒業商法の不調を予感させたから、それをシリアスにするべく、山口百恵の路線にしたのである。二年間も消えていたのだから、いわば禊が済んだと言うべきか、そろそろ俗界に戻る権利があるということかもしれないが、これをどう受け取るかは個々人の判断に委ねられるであろう。道重さゆみちゃんはファンの半数は女子であるが、恋多き女に憧れている女子とはまた違うであろう。男子向けの清純派アイドルとして、女子からも支持されていたのである。話術だけは取り柄として健在であろうが、もはや語るべき美学を持たない人になるので、「あれは嘘だった」という品性のない薄笑いが多くなりそうだし、もはやその毒舌を愛せそうにはない。人間的な苦悩を持った天子として世俗の嘘や穢れを嚥下してステージから去り、その美しい残り香は永遠的な価値を持つはずだったのに、あれこれゲロってしまうのだろうし、悪い意味での種明かししかあるまい。







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